第14話

 地の底深き冷たい洞窟。神眠る深層にて油性ペンのこすれる甲高い音が響いていた。地面に蹲ってひたすらに想起図を描く少女、ユウヒだけがいた。彼女の背後では同時に魔術による立体的な想起図が構築されている。ひたすらに、たんたんと、下だけを見つめて手を動かす。

 しかし、その想起図の上に、一粒ぽたりと涙が垂れる。ポタポタと続いて垂れる。

彼女の頭に浮かんでは消えていく二週間の記憶。彼らとの、郷二との記憶。

楽しかった、幸せな、自分が持っていてはいけない記憶。

 腕で目を覆って作業を続けるも止まらない。凍ってくれない。記憶は止めどなく溢れてくる。

 彼の名前を呼びたい。叫びたい。

 ペンが手から落ちる。今、想起図を描き終わった。神を殺す準備は整ってあとは実行に移すだけ。これが最後の機会だ。自分の罪を償う最後の機会。

 しかし、ユウヒの心は彼の事でいっぱいだった。彼と過ごした短いけれど輝かしい日々がありありと頭に浮かび、彼女の心を締め付ける。ただただ愛しいあの人の名前を叫びたい。

 しかし、その名前を呼ぶ事に意味はない。

 だって、どれだけ名前を呼んだって彼には届かないから。

 だって、彼の一番傷つけちゃいけない場所を傷つけたから。

 だって、いくら彼の名前を叫んだって私の心は揺るがない。既にやると決めたから。

 だから……こんな事に意味はない。呼んだって来ない。呼んだって彼女はやらなくちゃならない。呼んだって意味はない。

 しかし……


「…………キョウジぃ…」


 彼女は呼んだ、彼の名を。地面に蹲り、嗚咽を漏らして、まるで、助けを呼ぶかのように。

 そして、彼も答えるのだ。彼女の名前をもって、彼は答える。

 ハッピーエンドを目指すと決めた、彼は彼女のそばに立つ。


「ユウヒッ!」


 その言葉は上空。上層の窓から。飛び降りる、彼女のヒーロー。郷二がそこにいた。白き外套に身を包み、左手には笹花が付けていた想起図を担う装飾品がはためいている。

 空中で数度、魔術による氷の足場を形成し地面に着地する郷二。波流との戦闘でほとんどの力を使い切っていた筈の郷二、その彼が魔術を使う事ができている。その理由は彼の左手に握られた赤きビン、『赤墨』の泥のおかげだ。笹花が持っていた魔術の外付けバッテリー。

 先の地上で郷二が笹花に命令して教えろと言ったのはこれだ。『赤墨』の魔術の使い方。

郷二は今、神の御前に立っている。笹花からはぎ取った白き外套に身を包み、装飾品を左手にはめ、『赤墨』の魔術を使ってここにいる。その姿は、まるで……

 いる筈のない郷二の姿を見るユウヒ、彼女の瞳は絶望に染まっていた。彼が、来てしまった。


「……やぁ」


 小さく笑って、手を振る郷二の左手の、その想起図がはらりと揺れる。


「どう……して」

「え?あぁ、これ?これは必要だったから外套と一緒に笹花さんから貰ってきたんだ。いや、でも、そういう事になるのか。歴代の司祭達はこれを着て、コイツを守ってきたんだもんな」


 皮肉だな、とまた小さく笑う。


「必要って……なんですか?全部、全部ここで終わるのに、必要だからってなんですか?」


 郷二が、正面から、真摯に、目を見て告げる。


「……ユウヒ、僕は今から、この白蛆を守る九代目『冷たき司祭』空郷二だッ!……ハハッ、惚れた女を助ける為だ、この程度の汚名や屈辱、喜んで被ってみせるさ」


 満面の笑みを湛え、彼は宣言する。自分は世界の敵だと宣言する。

 後悔なんてありはしない。

 ユウヒの顔が恐怖と苦痛に歪む。彼女はまたも後悔する。助けを呼んでしまったから彼が来た。最期の最後まで自分は卑怯で、弱虫だ。後悔が彼女の心を浸していく。

 けど、それ以上に、自身の罪が償われない事が怖い。みんなの死が無駄になる事が怖い。

 唇を噛み、ユウヒは静かに語り出す。もう、やめてくれと、そう語る。


「……昔、記憶もなくした遥か昔、司祭だったわたしは確実に神を殺せる方法を選んだんです」「一か八かの、弱りきった神に挑む方法じゃなくて、神を絶対に殺せるかわりに沢山の犠牲者がでるこの方法を選んだんです!」「自分の憎しみを優先してッ、彼女達を……っ犠牲に、する事を選んだッ!」「未来のあの子達を犠牲にした」「全部、全部っ思い出したんです……彼女達の絶望を、恐怖を。神に食べられるその瞬間、彼女達は心の底から恐怖してた。その恐怖と絶望がわたしの中にたくさんたくさん流れ込んできた!『どうして』って、体が動かせない中、心の中で泣き叫んでいた!全部、全部全部全部ッ!わたしの……せいで……」


 頭を抱え彼女は叫ぶ。涙でグチャグチャの顔を上げる。


「二週間、楽しかった。幸せだった。本当に……暖かい日々だったんです。でも、この『幸せ』はわたしのせいで死んでいったあの子達が手に入れていた筈のもので!あなたが好きだと言ってくれたこの心もッ!元々はあの子達のものでっ!」「わたしは果たすべき復讐のことなんか、すっかり忘れてた。なのに、わたしのせいで死んでいった彼女達の、綺麗な心が羨ましくて、それを奪って、わたしだけが幸せになろうとした」「あなたの…好き、って言葉もあの子達が貰う筈だった、ものなんです……どれだけ、その言葉を聞いてもわたしの心は動かない。あなたがどれだけわたしの事を想ってくれても、それはわたしの……罪の重さでしかないんです」「わたしの生きた時代にいた、神に殺された沢山の人達。そこにはきっと大切な人たちがいたはずなんだ!」「身を焦すほどの憎しみも忘れて、自分の使命も忘れてのうのうと生きようとした、幸せになろうとしたッ!このわたしが、生きていていい理由なんてない!」


 ユウヒの絶叫が、心の叫びが響き渡る。流れる涙も気に留めず、彼女は心を曝け出す。彼女は自分なんてものがここには無いと言う。空っぽになった彼女の中にあるのは、彼女の被害者達の心の断片と、あとは、彼女の罪だけなのだと、そう言うのだ。

 ならば、郷二は言わねばならない。彼の愛した彼女の全てを曝け出す。


「見たことのないものを見て、顔を輝かせてる君が好きだ」「みんなの笑顔が好きな君が好きだ」「椅子に座ったまま知ることしかできなかった僕を引っ張って、隣で手を取り歩いてくれる君が好きだ」「君の笑顔が、好きだ」


 郷二がユウヒの好きな所をあげるたびに、彼女の顔は曇っていく。彼の愛したという全てが、自分が犠牲にした彼女達のものだと知っているから。それは、私じゃないと知っているから。


「そして……君が、僕の大好きな君である事を選んだ、その事が何よりも……好きだ」

「……え?」


 その言葉は、俯いていた彼女の顔を優しく支える。


「憎しみに身を焦がし、絶望に凍えた数百年。心が擦り切れた果てに欲しいと思ったのが今の君なんだろ。空っぽになってしまった君は、流れ込んで来たたくさんの恐怖や絶望じゃなくて、優しくなる事を選んだんだろ?今の君になる事を選んだ、その事が、僕は何より……誇らしい」


 慈しむように、誇るように、優しくささやく郷二の言葉。けれど、それは……


「違う……違う!わたしはただ絶対に忘れちゃいけない事を『白痴』で忘れただけなんですッ。わたしのせいで死んでいった彼女達の恐怖からっ目を背けて、自分の見たいものだけ見たッ、その上わたしは、あなたの心を……弄んだッ!わたしは最低のッ!……最低の…人でなしです……こんなわたしが、あなたの誇りでなんてあってはいけない……だからわたしは、死ななきゃいけない。神を殺して、死ななきゃいけないんです。わたしの罪は、重すぎる……」


 彼女は、もう立てない。どんなに強い人でも、時にその心はぽっきり折れる。郷二や、藤巻がそうであったように。もう駄目だと思ってしまう。だから、人には人が必要なのだ。

 手を取って一緒に歩いてくれる人が。郷二にとってユウヒがそうであったように。


「君の背負う罪が重すぎて、死ぬしかないって言うのなら、僕がその罪を背負っていくよ。彼女たちの死の原因が君にあるって、そう言うのなら……」


 一歩、後ろに飛んだ。白蛆の浴する赤き泥沼へと。『極地』の淀に、膝まで浸かる。精神侵す冒涜的な泥に。


「キョージッ!なにをっ」

「……ッ、僕がっ、その罪を……ッ、引き…受ける」


 郷二の名前を叫ぶ彼女の悲鳴。しかし、苦痛に顔を歪めた彼はただ告げる。


「今から僕は……君の、全力の魔術を止める。君の神殺しを止める」


 そんな事をしたら、そう呟くユウヒを遮って郷二が続ける。


「僕は死ぬだろう」「だけど万が一生き残ったら、僕は全てを無駄にするって事だ」「神は死なず、かつての世界の無念は晴らされず、神に食われた犠牲者の全てが無意味だったことになる」


 その言葉に、彼女はダメだと呟く。小さく震えながらかぶりを振る。


「そんな事しなくても全部上手く収まるんです!あなたがそこをどいて」

「君が死ねばか?……そんなの、絶対に許さない。絶対に、絶対に君を幸せにするッ。君と、幸せになりたいんだ」

「……どうして」


 震えるユウヒ。郷二の心の内では彼女の疑問に幾つもの答えが浮かび上がる。

『ハッピーエンドを望んだ藤巻に申し訳が立たない』『本当に罪を背負うべきなのは、ユウヒじゃなくて白蛆だ』『君が罪だと言うそれは罪なんかじゃない、幸せになるべきだったあの子達と君は言ったけど、幸せになるべきなのは君だって同じだ』

 幾つも、幾つも思い浮かぶ。しかし郷二が伝えるのは一つだけ。


「ユウヒが、好きだから」


 『ユウヒ』、その名前を呼ぶ彼が、わたしのことを見ているのだと、強くわかる。わたしの大好きな彼が『わたし』のことを見てくれているとわかる。それがどれだけ嬉しいことか。涙は止まらず、けれど頬には彼の好きだと言ってくれた笑みが浮かぶ。幸せが胸の内に湧き上がる。

 だけど、だけど。


「だけど、わたしはやらなきゃいけないんです」


 彼女は逃れられない。一人ではもう止まれないのだ。足を止めるには彼女の背負う罪は重すぎた。ユウヒが幸せを感じるほどに罪の枷は重く、強固になっていく。

 だが、止まらぬと決めたのは郷二にだって言える事。笑みを湛え、自信を持って、彼は言う。


「あぁ、わかってる。さっきから言ってるだろ。全てを受け止める。君の魔術も、罪も全部だ」


 心配するなと、微笑み言った。互いを理解し合った、優しき笑顔。

 呟かれる代替句。『赤墨』の魔術を唱え、足の浸かる赤き泥沼を自身の力へと変換していく。まるで体の血液が全て氷水に置き換わってしまったかのような嫌悪感と寒気。冷たき汚泥は脳を絞り、心臓を氷の塊で押し潰さんとしている。だが、これで対等だ。神の貯えた力の半分ずつを互いに持って準備した。郷二は、彼女を救う準備を整えた。

 ユウヒが構築していた立体的な想起図もその細部まで完成した。天井付近まで伸びる樹氷のような想起図は余すことなく暴力を表している。ユウヒも、神を殺す準備を整えた。

 見つめ合う二人。一人は自身の犯した罪の償いのため、一人は惚れた女を手に入れるため。

 自分勝手な戦いが、世界の命運を左右する戦いが、今始まる。


「『世界を支える紅冠よ、覆いて拉ぐ万感の榾火よ』」

「『指は落ちた。粗なる目は朽ちた。眼窩は窪み、泥が湧く』」


 先を行くはユウヒ。彼女の背後に紅の光背が輝いた。全てを焼いて、全てを滅する紅き炎。

 罪を、後悔を、全てを乗せて彼女は行く。

 圧倒的な紅の光に目を焼きながら、郷二は白き外套に手をかけた。開かれる裾、並ぶ四冊の魔導書。しかしそれらは普段見る魔導書とは違っていた。その違いとは背表紙。本の背表紙が切り取られ、魔導書がただの紙の束となっていた。


「『尺骨に挟まる火箸は、私のものです。黄金の灰を遺して、どうか貴方は逝ってください』」

「『面を上げろ。白き我が子よ、我が親よ。花咲く我らの凍源よ』」


 ユウヒは世界で最も埒外に通ずる者。正面切っての戦いなど郷二が相手では勝負にもならない。賭けねばならない。自身の命を、尊厳を、全てを賭けて彼はそこに立たねばならぬのだ。

 だから彼は選んだ。彼女を超えうる最後の道を。

 最後の一小節を残して郷二は全ての魔導書を眼前に投げ放つ。凍える地下、その玉座にて、郷二の目に映るは全ての魔導書、その内容。魔導書とは読み手の頭に『極地』をねじ込む情報媒体。無理に押し込み、冷たき大地を『想い起す』。ならば、その働きを魔術の始まりである『想起』に使えるのではないか。現に郷二が初めて魔導書を開いた時、郷二はなんの知識もないままに魔術を発動した。前例があって、知っている。郷二の知識は人を救える。それは燃え盛るビルの中、彼女が言った事ではないか。ならば郷二が躊躇う理由などない。ありはしない。

 冷たき汚濁が、流れ込む。

 目を通して流れ込む四冊分、全頁の『極地』。それは郷二の頭を容易に砕き、全身の血管を引きちぎる。開かれた目は充血に滴る赤で霞み、全身の輪郭がおぼつかなくなる。しかし、遠のく意識のその中でも、激痛と寒冷、心を犯す嫌悪感だけははっきりと彼の全てを支配していた。震える足がひざを折り、倒れ込みそうになる。

 右足が赤き泥沼に突き刺さり、泥を飛び散らせて、それでも確かに立っている。

 体勢を崩した郷二。故に、一瞬早く彼女の詞は紡がれる。


「『拠れ、盗れ、貪るまにまに、紅く、あれ』」


 紅が、全てを呑み込んだ。ユウヒの光背より弾けた紅き光。塵芥許さぬ滅却の光。世界を平らに均す異なる炎。生を殺す焔の切っ先。その全てが、郷二を目指して殺到した。

 紅き炎が郷二を照らし、そして、覗く、意思ある目。掲げた左手。紡がれる最後の一節。

 『極地』の全てが顕れる。焦熱の洞に芽吹く白きソレ。

 『極地』はこれで終わりだ。魔導書はたった一度の魔術のために使われて、全ての冷たき話に終わりを告げる。それはさながら……


「……『極地の春よ』」


 花が咲く。それこそが『極地』であると、高らかに咆える花々の喝采。郷二を守る不動の障壁、冷たき花のさえぎり。瑞花の園。

 数瞬後、『紅の炎』と『極地の春』は邂逅した。純粋な力のせめぎ合いが、氷を圧し、炎を散らしてそこにある。氷の花弁を通って乱反射する紅色の光の本流は、こんな時だというのに酷く、酷く美しい。『極地』や『紅』を、美しく感じるなど郷二は既に狂ってしまったのだろうか。

 しかし、そんな事さえ、もうどうだってよかった。自分の心の中に彼女がいて彼女を何よりも愛おしく思う僕がここにいる。それだけで、もういいのだ。

 ユウヒと過ごした全ての時間が郷二に力を与える。

 郷二と過ごした全ての時間がユウヒの意思を鈍らせる。

 どれほどの時間がたったのか。紅の光が輝きを失い、立ち込める蒸気が晴れた時、そこには氷があった。ほぼ全てが溶かされて、蹴っ飛ばせば砕けてしまいそうな薄い氷の花。

 しかし、確かにその花は咲いていた。

 ユウヒが呆然と立っている。貯めていた全ての赤墨を使い切り自身の力も使い切り、全てを出し切りそして負けた。彼女は、負けたのだ。

 自然と足が動いていた。駆けていた。氷の花にヒビが入り、砕けて落ちた。その向こうには焼け爛れた腕を掲げた彼が、それでも確かにそこに立つ彼の姿が見えている。

 ユウヒの炎と郷二の氷、激突した影響で氷の洞窟自体も溶けだしていた。圧倒的な力は洞窟を溶かすに止まらず、地面を抉ってその下の泥土までもを露出している。

 溶け出た水と、めくれた地面は、泥沼となって彼女の歩みを妨げる。

 暖かな泥の中を走る。こけそうになっても踏ん張って、彼を見つめてユウヒは走った。

 郷二の目前に迫った時、彼の体がふらりと揺れ、ひざを折った。赤い泥に沈んでいた彼の足は肉体的にも精神的にも深刻なダメージを受けている。皮膚は真っ青に腫れて、今にも剥がれ落ちてしまいそうだ。至る所に醜く血管が浮いている。倒れる寸での所で受け止める。ずしりと重たい彼の体。『極地』に晒され冷たいはずの彼の体は、何処か暖かかった。

 ユウヒが彼の名前を呼ぼうと口を開くも、その前に、彼はユウヒの頭を優しく抱いた。


「……顔…色が、良くねぇけど……何処、か…悪いのか?」


 告げる。初めて会った時を思い出す。涙が自然と湧き出てくる。彼が、ここにいる。


「……これで、お前の罪は僕のものだ。僕が、世界で一番悪いヤツでいいから……だから……」


 郷二の目は殆ど見えていない。意識が霞む。けれど、遠のく意識のその縁で、伝えなければならぬ事をちゃんと言った。ハッピーエンドを目指す彼の口より言葉は漏れる。


「ユウヒが……好きだ」


 心が震える。ユウヒは彼の体を支えきれなくなって膝をつく。二人の体が泥を散らした。

 涙が溢れて止まらない。流れる涙は、抱きつく郷二の肩を伝って落ちていく。

 そして彼女は言うのだ。言いたくて言いたくて仕方がなかったその言葉。伝える資格などなかった言葉。閉ざしていたその言葉を。


「…………好きです。世界よりも、あなたが、好きです……」


 暖かな泥の中、彼女は彼に、愛を告げる。

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