ロ.リアリティラインについて
※近況ノートの内容を加筆修正したものです。
「【創作雑感】リアリティラインについて(画像あり)」
https://kakuyomu.jp/users/umikoto/news/16817330652275237882
さて、タイトルの「リアリティライン」ですが、そもそもこの言葉自体、どのくらいの人が知ってるんでしょうね。作者もこの言葉を知ったのはほんの数ヶ月前です。
この言葉の意味を簡単に解説すると「フィクション内の迷惑・不法行為が許せるかどうか」みたいな感じです。
具体例を挙げると、とある漫画(コメディ寄り)でメインキャラの男性が下着ドロをしていたんですが、これ人によっては無理なんじゃないかと思います。結構前に描かれた作品なので、当時はまだ大丈夫だったのかもしれないですね。
ただ、これはあくまでも一例で、迷惑・不法行為以外のリアリティラインというのももちろんあると思います。
さて、このリアリティライン。「うみコト!」は高い(厳しい)方だと思います。
「ハクモクレンの約束」にて、まりかがカナ(人魚)にライフジャケットを着せるという一幕が出てきました。もしかすると、人外なんだから着せなくたっていいじゃないか、まりかは厳しすぎる、という印象を持った方もいるかもしれません。
でもあれ、作者的には着せない方が無理なんですよね。作者のリアリティラインに思いっきり引っかかります。
カナが人魚形態になってたらもちろん着せませんが、見た目が人間、それも子供なので、船に乗る時は必ずライフジャケットを着せないと作者が納得できないです。
だから「海難0527」でも、ライフジャケットについてきっちり描写しました。妖の血を引いた〈異形〉である伊良部梗子に「ライフジャケット不使用の特別許可が降りている」という設定を書いたも、作者のこだわりによるものです。
とにかく、それくらいライフジャケット(救命胴衣)って重要なんです。着用していれば必ず助かるという訳ではないですが、未着用の場合と比べると生存率が何倍も違いますから。
とまあ、ライフジャケットに関する作者的リアリティラインはこんな感じです。
でも正直なところ、こんな堅苦しいことを考えずに創作したいよなって気もしてます。
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