どうも、こむらまことです。いつも読んでいただきありがとうございます!
さっき「ハクモクレンの約束」を書き終えたところです。あとは見直して〈四〉と〈五〉を31日に予約投稿すれば完了です。皆様どうぞお楽しみに。
さて、創作雑感ということで、前々から語りたいと思っていたことを書いてみることにします。興味がある人は読んでもらえればと思います。
あと、第30話の内容に少しだけ触れますので未読の方はご注意ください。
タイトルの「リアリティライン」ですが、そもそもこの言葉自体、どのくらいの人が知ってるんでしょうね。作者もこの言葉を知ったのはほんの数ヶ月前です。
で、この言葉の意味を簡単に解説すると「フィクション内の迷惑・不法行為が許せるかどうか」みたいな感じです。
具体例を挙げると、とある漫画(コメディ寄り)でメインキャラの男性が下着ドロをしていたんですが、これ人によっては無理なんじゃないかと思います。結構前に描かれた作品なので、当時はまだ大丈夫だったのかもしれないですね。
ただ、これはあくまでも一例で、迷惑・不法行為以外のリアリティラインというのももちろんあると思います。
さて、このリアリティライン。「うみコト!」は高い(厳しい)方だと思います。
第30話で、まりかがカナにライフジャケットを着せていましたよね。もしかすると、人外なんだから着せなくたっていいじゃないか、まりかは厳しすぎる、という印象を持った方もいるかもしれません。
でもあれ、作者的には、着せない方が無理なんです……作者のリアリティラインに思いっきり引っかかります。
カナが人魚形態になってたらもちろん着せませんが、見た目が人間、それも子供なので、船に乗る時は必ずライフジャケットを着せないと作者が納得できないです。
だから「海難0527」でも、ライフジャケットについてきっちり描写しました。妖の血を引いた〈異形〉である伊良部梗子に「ライフジャケット不使用の特別許可が降りている」という設定を書いたも、作者のこだわりによるものです。
とにかく、それくらいライフジャケット(救命胴衣)って重要なんです。着用していれば必ず助かるという訳ではないですが、未着用の場合と比べると生存率が何倍も違いますから。
とまあ、ライフジャケットに関する作者的リアリティラインはこんな感じです。
最後に、本編とは特に関係の無い写真(フリー素材)で締めくくりとさせていただきます。
犬を飼った経験が無いから知らなかったのですが、やっぱり(?)犬と水遊びする時は犬にもライフジャケットを着せた方が良いらしいです。
へーって感じでした。