なるほど、ハルミアンの思惑はここにあったのか。
セルフィーネのコアを見つけ出し、そして自分では取り出せないため、その作業をハドシュにさせる。ツケを返してもらうには十分すぎる作業ですね。
アナリナはこれまでのような聖女職から外れられたようで何よりです。
聖女には変わりないので制約はあるのでしょうが。
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。
ツケの回収は仰る通りです。
竜人にしか出来ないこと、もちろんここはハドシュの出番です。
世界的にも、月光神の御力の残る聖堂は初めての物なので、聖女が常駐するにはぴったりです。
神聖王国に認められれば、アナリナはネイクーンにいられるはずですが…。
続けて後半をお楽しみ頂ければ嬉しいです。
ありがとうございました!
いや…この熱い展開、何なんですか。そして展開があまりに秀逸過ぎませんか?うむむなんて唸ってるどころじゃありません、そんな暇ないです!(笑)
先ずは竜人の血の解釈ですよ。竜神の血が詛になり、苦しめられていたザクバラ。それを救ったのはセルフィーネでしたが、月光神が力を貸した事で、竜人が血を与えた事自体が過ちだったと分かったわけです。
つまり、竜人ではどうにも言い逃れ様のない真実が、ここで遂に突きつけられたんです。神降ろしの対象になったセルフィーネを「降ろさせた」と静かに憤慨して詰め寄るハルミアン、交換条件を呑まざるを得ないハドシュ。この展開がもう胸躍ります。
ちょいちょい役職を変えてまでカウティスに付き従うラード。ほっこりしたのは勿論でしたが…聖紋がなくなった事が、ここでカウティスの推薦と除籍に繋がるだなんて!「うわー!」でした、歓喜と感嘆です。
セルフィーネの為に全てを捨てて聖騎士となったカウティスでしたが、潔いなと感動した反面、これまでとは変わってしまった立場に、どこか寂しさをちょっとだけ感じていたんです。それを丁寧に、しかもこんなにも見事に回収!面白過ぎませんか?!えぇ、面白過ぎますとも!
エルノートへの恩義を忘れないイスタークと、遂にやり遂げたハルミアン。この二人が最後に肩を並べて登場というのも、またいちいち嬉しくて、胸が熱くなりますね…彼らのこじれた関係に何度も泣かされてきた身からしたら、感無量以外の何物でもありませんからね。
ちょっと創作側の質問なんですけど…この物語を書くにあたって、最初、どの要素から思い付いたんですか?詛から聖紋から、あまりに隙なく巧みに組み上がっているので、凄く気になります。
それはそれとして…いよいよ、差し迫ってきてしまいました。今話がとにかく面白くて、ここまで勢い任せでダダダッとコメントを書いて来ましたが、終焉も間近かと思うと、急にしんみり寂しくなってきています。私の情緒はどうにもいかれている様です。
ですが、大好きなこの物語の結末を読む為に、ずっと読み進めてきました。明日の更新もまた、楽しみにしています。…って打ちながら、もう泣きそうなんです…。
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。
『この熱い展開』
やったー!そう思って頂きたかった!というか、私もそう思って書いてました!(笑)
燻る怒りを持ち続けたまま、ハドシュを待ったハルミアン。ハドシュは要求を飲まざるを得ません。
カウティスの側で支え続けるラード、相変わらずのイスタークとハルミアン、カウティスを気遣うアナリナ…と今話は自分でも上手く次話へ繋げられたと思っていたので、『とにかく面白くて』と言って頂けてとても嬉しいです!
『どの要素から…』
最初は「自分好みの異種族間恋愛を書こう!」だけでした。好みの物語が見つからなくて、じゃあ自分で書く!と思って。
少年王子が事件に巻き込まれて大人へ。色々あって身分を捨てて聖騎士へ。最終的に精霊は消滅し…☆○□◇(次話内容のため自粛)…となってハッピーエンド!は決定。
そこから細かく考えました。
世界観は昔漫画を描いていた時に出来ていました。実は詛は進行途中で考えて(汗)、聖紋は神聖力の有無を目に見える形にする為に……、書ききれーん!カクヨムは個人的にメールとかないのかー!?(笑)
……失礼しました(笑)。
いよいよ大団円間近!
待居様の情緒は心配ですが(笑)、続けて後編をお楽しみ頂ければ嬉しいです!
ありがとうございました!