応援コメント

全てを懸けて (2)」への応援コメント

  • 更新を待って拝読したのですが、もう心が追いつかず…ちょっと時間を挟んでのコメントになりました。

    視界を広げた先の光景に胸を痛めるセルフィーネの言葉、沁みますね…。物語の枠を飛び越えたテーマでもあり、…残念ながら永遠の課題とも言えますが、本当に、どうして人間はこうも争ってばかりなんでしょう。私達人間にも明らかでないのに、精霊からでは尚更理解が追いつくはずもないわけですが、改めて提示されると、重さや愚かさがぐっと増します。

    聖なる光を浴びた事で本来の姿に戻った狂王ですが、まさか自らに魔石を埋め込んでいるとは思いもしませんでした。そこまでして覇王の再来であろうとする執念…やはり人智を越え、狂気そのものの様に思えてならないです。
    そして、リィドウォルはここで初めて、王の孤独に思い至ったわけですが…寄り添い方の話だと思うんですよね。
    彼は彼で、王を縛る詛をどうにかする為に、悪事に手を染めてまで奔走していたわけで…手段と方法は褒められたものじゃありませんでしたが、これも王の行く先を憂慮した、立派な寄り添い方のひとつです。そこに王への思いは確かに存在していました。だからリィドウォルには、慮れなかった等と後悔して欲しくないんです。
    …まぁ…それでも、変わり果てた王の姿を目の当たりにしてしまえば、どうしてもといったところは否めませんけれど。

    決意と共に王の懐に飛び込んだリィドウォル。「脳天に稲妻」という文言で、もはや意図せず落涙したのですが、ここは水無月様のコメントに、そして幸まる様のなけなしの良心(笑)に、どうか縋らせて下さい。このまま退場では、彼の人生があまりに報われません。
    明日の更新が凄く怖いです…ですが、一切失速しないままの後半、とにかく読み進めたくて困ってもいます。…明日までが長いですね…。

    作者からの返信

    続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。

    月光神に向けてのセルフィーネの言葉。大きな問いかけで、永遠のナゾのような気もします。
    最初ここまで真っ直ぐ問いかけるような言葉は書くつもりはなかったのですが、セルフィーネの気持ちを考えて書いていたらああなりました。

    狂王の異常な回復の理由が明かされました。
    仰る通り、リィドウォルはこれまで精一杯王を救うべく動いてきました。その想いは本物で、それに悔いはないでしょう。
    ですが、直前にカウティスがセルフィーネとの絆で、詛を跳ね除けるのを目の当たりにしました。自分は王とそのような絆を築くことは出来なかったのか…と感じるのも、また仕方のないことかもしれません。

    『なけなしの良心』
    え、そんなに良心ないの、私(笑)。
    ハッピーエンドなのにぃ(泣)。

    この戦いも、次話で決着です。
    王の懐に入ったリィドウォル。
    剣を持つことさえ出来ないカウティスと、魔力を放出するセルフィーネ。
    彼等がどうなるのかお見守り頂ければと思います。
    ありがとうございました!

  • これは相討ちになったか。
    そうはならないのでしょうね。リィドウォルをここで終わらせてしまうのは惜しいし、かといって国王が簡単にやられるとも思わないし。
    いずれにせよぎりぎりの戦いですね。

    作者からの返信

    続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。

    『相打ちになったか』
    リィドウォルが手にした魔術符が何であったのか、というところで変わるでしょうか…。
    リィドウォルがここで終るのは惜しいと思って頂けて、とてもとても嬉しいです!

    ギリギリの戦いは、次話で決着になります。
    果たして結果は…。
    続けてお楽しみ頂ければ幸いです。
    ありがとうございました!