応援コメント

全てを懸けて (1)」への応援コメント

  • 予断を許さない状況の中、それぞれの思いが交錯していく様は、本当に胸に迫りますね…誰のどの場面を切り取っても、つくづく面白いんです。

    カッツをカウティスの下に走らせるイスターク。今、カウティスが失われてしまえば取り返しのつかない事態になると知っているのは勿論でしょうが、自らの怪我をも顧みない聖職者の本分でもある献身…序盤、ネチネチ司教と揶揄していた自分が恥ずかしいです。まぁ…謝ったところで、やっぱりしつこくお小言を言われる気もしますけど。
    やっとカウティスに気付けたセルフィーネですが…今のこの瞬間の為に、自らの出自を捨て、決して短くない旅を重ねてきたカウティスが、一言目になんと声をかけるのか気になっていました。泥の様な身体を強く抱きしめての「迎えに来たよ」…カウティスの彼女への愛と優しさが溢れた、彼らしい言葉でしたね。文句なく涙腺崩壊です。
    一方で、苦戦しながら、セルフィーネの足が見えた事で安堵を覚えるラードの秘めた熱さが堪りません。一生の主として仕えるカウティスの本懐を、自分の窮状に関わらず心から喜べる…これこそまさに主従の理想なんじゃないでしょうか。そしてカッツ!良くやった!ここは手放しに拍手でした。

    さて…聖紋も合わさった事だし、王も目潰し食らったし(笑)、もう今以上に大変な事態にはならないだろうな…と安堵しかけたところで息を呑む始末です。カウティスの傷を発端に、視界を広げてしまったセルフィーネに煽られて、精霊達の様子もおかしくなってきてしまって…挙げ句の魔穴です。こんなところに魔獣まで乱入してきたらどうしてみようもありませんよね…。二人を起点に広がった光が何とか事態を打開してくれると思いたいのですが、こればっかりは…幸まる様ですし…。
    後半になるにつれ、更新を待つのがいよいよ辛いのですが(笑)、おとなしく待ちます…。

    作者からの返信

    続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。

    神殿へ入る前に言っていた通り、イスタークは自身が怪我を負っても、カウティスを守るようカッツに命じました。
    そうそう、ネチネチ司教だと言われてましたね(笑)。きっと「今更だよ、君は」とか言って鼻を鳴らしてくれますよ(笑)。

    カウティスらしい一言とラードを褒めて頂き、嬉しいです。
    ラードはなんやかんやで騎士を辞めていますが、仕えるべき主を定めた後の忠信を見る限り、気質としては騎士に向いていたのだろうなと思いますね。

    聖紋が合わさり、セルフィーネは戻りましたが、彼女は視界を広げ、ザクバラ国内の現状を見てしまいました。
    未だ進化途中で精霊の域にいるセルフィーネ。このまま目を閉じることが出来るでしょうか。

    『後半になるにつれ…』今章残り二話です。このまま突っ走りますので、どうかお楽しみ頂けますように!
    ありがとうございました!

    編集済
  • なかなかもどかしい展開が続きますね。

    セルフィーネはやはり精霊ですね。
    この期に及んでも精霊としての使命に縛られている。
    だからこそ視界を広げてしまい、その光景を目にしてしまった。
    それがなければもっと楽になれるだろうに。

    しかし、ザクバラの連中も抵抗感が半端ないですね。
    国王がこれなのでやむを得ないのですが。

    あと10話ほどになりましたか。エンディングまで一気ですね。

    作者からの返信

    続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。

    再会して即脱出、とはいかず、なかなかもどかしい展開になっています。

    セルフィーネは進化途中ではあっても、まだ精霊の域にあるようです。
    その使命から離れらず…。
    カウティスは気が気でないですね。

    ザクバラ国、特に国王とその周辺は因習に固執した様子を強めに見せたかったので、そう感じて頂けて嬉しいです(笑)。

    残り僅かになりました。
    エンディングまで、どうかお楽しみ頂けますように…。
    ありがとうございました!