応援コメント

ザクバラ国の主従」への応援コメント

  • …そうでしたか…タイトルはリィドウォルと狂王を指しているとばかり思っていましたが、イルウェンとリィドウォルの話でしたね。

    そして、イルウェンの異常とも言える忠義の理由が、改めて言及されてようやく分かりました。憧れでもあり理想、師でもあり父…リィドウォルの見せる、宿願への躊躇ない苛烈な生き様が、図らずも彼の若い頃と同じ、…いや、それ以上に危険な人物を作ってしまっていた、この業の深さ。独りの人間が周囲に与えうる影響の大きさを今更ながらに痛感させられました。
    それにしても…こればかりは、影響を与えた相手が悪過ぎました。王に掌を返しただけに留まらず、セルフィーネの引き渡しまで口にするリィドウォル。彼に対する苛立ちや不満は、全て彼女に転化されてしまうのは必然。
    指を落そうと逡巡するくだり、イルウェンの狂犬ぶりが存分に発揮されていたのも勿論ですが、セルフィーネが狂ってしまえば全てが終わってしまいかねないわけで…ずっとヒヤヒヤしていました。

    そして…私、ようやく最近分かってきたんです。履歴書の特技欄に「上げて落とす」と書いている幸まる様ですが、落としたところから上げていく過程も当然あるんですよね。セルフィーネがカウティスを視認出来た描写、「よっし!」と声を上げて落涙です。この上がる瞬間!これを待っていたんです!
    後はカウティスと意思を疎通するだけのはずです!流石に次話で落とすはないと信じてますよ!(笑)

    作者からの返信

    続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。

    今話はリィドウォルとイルウェン主従の一話でした。

    宿願に向けて動いてきたリィドウォルの側で、イルウェンは理想のザクバラ国人のイメージを固めてきました。
    仰る通り、多くの影響を与えてきたのです。
    そのイルウェン、鬱憤が溜まりに溜まって、かなり危険な状態です。

    ちょ、ちょっと待って下さい!?
    履歴書どこから出ましたか!(笑)
    まあ、確かに上げないと落とせないので、どちらも必要ですよね。
    …しかし、私の考える“上げる”と“落とす”が、読んで下さる皆様と合致するかが不安ですが…(笑)

    次話で上がったと感じて頂けるといいなぁ…なんて(笑)
    続けてお楽しみ頂ければ幸いです。
    ありがとうございました!