事態がいよいよ緊迫してきましたね…どこもかしこも、ほんの少し前とは大きく様相が変わっていて、ちょっと緊張しながら読み進めています。
魔術符をこっそり持って来たラード。思っていた通り、ザクバラの内紛がマルクに伝えられたわけですが…それ以上に、水源確保が最重要課題でしたね。
すぐさま動き出すマルクが殊更に頼もしく感じます。試験に合格してから、ぐんと頼りがいのある言動が増えた様に思えます。ハルミアンと二人、本国でどうにか踏ん張って欲しいところです。
一方のカウティスは踏み込む直前…ここできちんと釘を刺すイスタークも素晴らしいのですが、昂ってもおかしくない気持ちをぐっと堪えるカウティスの姿に、応援したい気持ちと同時に、セルフィーネを想う辛さをも想像してしまって、胸が詰まります。もう今更詛に呑まれる様な事はないと思いたいのですが…まだ、変わり果てたセルフィーネを直に目にしていませんからね。それだけが不安要素です。
セルフィーネも、登場する度にどんどん酷く蝕まれてしまっていて、元気な時を知っているだけに痛々しいです。それでも、彼女をどうにか救おうと集う精霊に今は期待するしかないんでしょうか…或いは、カウティスが傍まで来ている事を教えてくれたり…なんてのは、ちょっと期待し過ぎですかね。気を引き締めて次、読んできます。
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。
ラードとマルクは、別々の場所にいても側近としての気持ちから離れていませんでした。連携して事に当たります。
マルクは覚悟を持って試験を受けてから、随分逞しくなりました。
いよいよ問題の領街に入る場面。耐えるカウティスを応援して下さってありがとうございます。
果たして詛に呑まれることなく、セルフィーネの所まで辿り着けるのか。そしてセルフィーネはそれまで正気を保っていられるのか。
集結した精霊の動きもどうなるか…です。
…こう書くと、本当に不安要素しかないですね(苦笑)。
続けてお楽しみ頂ければ幸いです。
ありがとうございました!
精霊たちが集まっていたのは、場所のカモフラージュでしたか!
しかし、この地は影の濃い場所。
精霊も命がけ……。
けなげ……。
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。
『精霊も命がけ…』
再生があっても、消滅することに変わりはなく…確かに健気に感じますね…。
セルフィーネの進化と共に、精霊たちにも変化が見えます。
彼女を必死に助けようとするのも、それによるものなのです。
ありがとうございました!