いやはや、ここにきての精霊の圧倒的な存在感たるや…。改めて、精霊こそがこの物語の世界の根幹を成すものなんだなと再認識させられたエピソードです。
そして…正直ホッとしています。思っていたよりも早く、精霊の力を借り受けて出会えた事は勿論ですが、リィドウォルの言葉を機に自分を責め続けていたセルフィーネの苦しみが長く続かなかった事が何よりも嬉しいんです。ただでさえ痛々しい現状、これ以上長引いてしまったら…と、気が気じゃありませんでした。
カウティスの「許すよ」の言葉がまた素晴らしいんです。真の意味で、セルフィーネを救済出来た様に思えまています。まぁ…実際のところ状況は変わっていないのですが、囚われてしまうのは身体だけではありませんし、捕えるものもまた、人だとも限りません。わずかな逡巡の中、訊きたい事なんて山ほどあったはずなのに、セルフィーネを思えばこそのこの一言…素晴らしい場面でした。ネイクーンを離れた決意の固さが言動に見え隠れしていて、凄く頼もしく感じてしまいます。
一方、思わず「ええ?!」と声を上げてしまったハドシュの翼竜形態…ちょっと格好良すぎますね、こんなの。本筋と全く関係ないところでワクワクを堪えきれませんでしたが(笑)、魔力が戻った事に思わず笑みをこぼす描写、思わず目頭が熱くなりましたね…なんだかんだ言いながらも、異例の存在であるセルフィーネが気になっていたんだと思うと、のっぺりとした顔を撫でてやりたい気分です。
返信で、彼らは本筋に絡まない存在とありましたが…これがまたうむむです。世界をいわば構築する側の彼らがセルフィーネの異質の力に驚いたり、また自分達の支配の限界を感じたりする事で、この物語の世界に奥行きが生まれて、変化の途上にあるんだなと分からせてくれるんですよね。
あーあ…幸まる様のインフル罹患からどうにかコメント量をコントロールしていたつもりでしたが(あれで?!と聞こえてきそうです(笑)、結局興奮して元通りです。いつも長々と申し訳ありません…明日の更新、楽しみに待ちます。
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。
『精霊こそがこの物語の世界の根幹を…』
この世界を考えた時、まだ漠然と考えていた精霊の役割でした。
実は先に別物語を書き始め、ん?精霊をメインにした物語を先に書いた方が良くないか?と思い至り、「第二王子〜」を書いたのでした。
想像より長い物語になってしまって、ちょっぴり後悔したのは内緒ですが(笑)、結果自分の中この世界がきちんと組み上がったのは良かったです。
前置きが長くなりましたが(笑)。
セルフィーネは後悔と謝罪の想いで、自分自身を追い詰め囚われていました。
やっぱりここを救うのはカウティスです。決意を感じ取って下さって嬉しいです。
竜が大好きなのに上手く登場させられないアホな私。
ふふふ、ようやく翼竜形態のハドシュ登場です!ヤッホゥ!
まあ、ちょっとしか出ませんが(笑)
世界の歴史の中では、ちょうど変革に差し掛かる辺りで、物語の奥にそれを感じて頂けて感謝です!
体調まで気にしてコメントを書いて下さって、ありがとうございます。
いつも気持ちのこもったコメントを頂けて、とても嬉しく思っています!私こそ、長々返信してすみません(笑)。
引き続きお楽しみ頂ければ幸いです。
ありがとうございました!
こんばんは。
まぼろしのような、儚い、邂逅。
なかなか伝わらぬ想い。
口づけて。
赦しを与えて。
伝わったのは、こころ……。
触れたか、ハドシュよ。
雄々しき翼竜よ。
青銀の輝き、精霊の乙女の愛に。
作者からの返信
こんばんは。
続けて読んで下さってありがとうございます。
詩的なコメント、とても素敵です!
ありがとうございます。
後悔と謝罪の気持ちに押しつぶされていたセルフィーネですが、カウティスの心に救われました。
セルフィーネの魔力を感じたハドシュは、きっともう契約破棄出来ません。
続けてお楽しみ頂ければ幸いです。
ありがとうございました!