応援コメント

裏切り」への応援コメント

  • 先ずは申し訳ありません…前回、少し伝え方が良くなかったです。
    確かに、毎度溜め息をついては肩が凝ってみたりしているのですが、毎話、これ以上ないほど御作を楽しんでいます。でなければ、こんな風に一喜一憂して泣いたり笑ったりしていませんので…そこだけ、どうか誤解のない様にお願いしたい所存です、はい。

    それにしても、ですよ…遂にリィドウォル、本性を露わにしましたね。顔色ひとつ変えずにセルフィーネを言葉で縛り上げるその様が怖いのは勿論、彼の中で渦巻く深い闇が顕現した様にも思えてきて、読み進めていくとやっぱり息が苦しくなります。
    折角、身近な人間だけではなく、民達へも意識を伸ばしていたセルフィーネでしたが、これによって不信に陥るのは間違いないのでしょうし、…彼女の人間に対する概念や、「信じる」という行為をも不確かにしてしまいそうで、それがとにかく悔しいんですよね…これまで彼女が積み上げてきた色々なものが、一度に蹴倒された様な、そんな屈辱的な気分です。
    彼女が帰らずとも、カウティスの仕事は止まるわけもないのですが…この日々が、非常にドライに淡々と描かれているのが、かえって物悲しくなってしまいますね…ついまた溜め息です。

    軟禁したセルフィーネの魔力を無理矢理にでも回復させたいリィドウォルですが、捕らえた貴族達の魔力を刑罰として用い、落命も厭わない姿勢に、もう遂に振り切ったんだな…と、悲しくなりました。
    そしてジェクド!いっつも側にいてリィドウォルに口を挟む事こそあれ、結局は彼を尊重してしまう姿勢がとことんよろしくないですね…旧友ですし、まぁ同調したくなるのも分からなくはないのですが、傍にいるからにはもっときちんと、リィドウォルの抱えている重荷に目を向けて欲しいものです。
    よろしくないと言えばイルウェンもまた然りです。彼には抜き身の剣にも似た危険な感じをいつも感じるのですが、今回も躊躇いなく腕を折ろうとしてみたり…こうして書いてみると、リィドウォルは生まれた国ばかりでなく、周囲にも恵まれていない様に思えてならないです。

    セルフィーネが戻らない事態をカウティスはどこまで看過出来るんでしょう…まかり間違って開戦などというきな臭い展開にならない事だけを、心から祈っています。

    作者からの返信

    続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。

    あ、気を遣わせてすみません!
    大丈夫です。待居様がこの物語を楽しんで下さっていることは、この三百超えの物語の内でもう十分感じておりますよ!
    ですので、存分に溜め息ついて下さいませ!(コラ)
    いつもありがとうございます!

    さて。
    ザクバラ国では、とうとうリィドウォルとジェクドが本格的に動き出しました。
    セルフィーネは混乱の極みです。
    『彼女が積み上げてきた色々なものが、一度に蹴倒されたような…』
    まさに彼女の真心を蔑ろにした行いです。
    しかし、急遽方策を練り直す程に、リィドウォル自体が追い詰められています。

    ジェクドは国を救いたいと共に、友であるリィドウォルを救いたいと思っています。
    現状、国を救うには水の精霊の力を使うのが最善…と考えを共にしていますが、ジェクドは詛も血の契約も受けていない者。リィドウォルと全く同じ感覚では見ることが出来ません。
    どんどん状況が変化していく中、彼がどう動くことになるのかも、ご注目頂けたら嬉しいです。
    あ、イルウェンは盲目的にリィドウォルが好きなワンコなので、期待は出来ません(笑)。

    ザクバラ滞在期間を、ひたすら耐えるカウティス。
    彼はどこでどう動くことになるのか……。
    引き続きお楽しみ頂ければ幸いです。
    ありがとうございました!