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2023年11月26日 23:40
先ずは申し訳ありません…前回、少し伝え方が良くなかったです。確かに、毎度溜め息をついては肩が凝ってみたりしているのですが、毎話、これ以上ないほど御作を楽しんでいます。でなければ、こんな風に一喜一憂して泣いたり笑ったりしていませんので…そこだけ、どうか誤解のない様にお願いしたい所存です、はい。それにしても、ですよ…遂にリィドウォル、本性を露わにしましたね。顔色ひとつ変えずにセルフィーネを言葉で縛り上げるその様が怖いのは勿論、彼の中で渦巻く深い闇が顕現した様にも思えてきて、読み進めていくとやっぱり息が苦しくなります。折角、身近な人間だけではなく、民達へも意識を伸ばしていたセルフィーネでしたが、これによって不信に陥るのは間違いないのでしょうし、…彼女の人間に対する概念や、「信じる」という行為をも不確かにしてしまいそうで、それがとにかく悔しいんですよね…これまで彼女が積み上げてきた色々なものが、一度に蹴倒された様な、そんな屈辱的な気分です。彼女が帰らずとも、カウティスの仕事は止まるわけもないのですが…この日々が、非常にドライに淡々と描かれているのが、かえって物悲しくなってしまいますね…ついまた溜め息です。軟禁したセルフィーネの魔力を無理矢理にでも回復させたいリィドウォルですが、捕らえた貴族達の魔力を刑罰として用い、落命も厭わない姿勢に、もう遂に振り切ったんだな…と、悲しくなりました。そしてジェクド!いっつも側にいてリィドウォルに口を挟む事こそあれ、結局は彼を尊重してしまう姿勢がとことんよろしくないですね…旧友ですし、まぁ同調したくなるのも分からなくはないのですが、傍にいるからにはもっときちんと、リィドウォルの抱えている重荷に目を向けて欲しいものです。よろしくないと言えばイルウェンもまた然りです。彼には抜き身の剣にも似た危険な感じをいつも感じるのですが、今回も躊躇いなく腕を折ろうとしてみたり…こうして書いてみると、リィドウォルは生まれた国ばかりでなく、周囲にも恵まれていない様に思えてならないです。セルフィーネが戻らない事態をカウティスはどこまで看過出来るんでしょう…まかり間違って開戦などというきな臭い展開にならない事だけを、心から祈っています。
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。あ、気を遣わせてすみません!大丈夫です。待居様がこの物語を楽しんで下さっていることは、この三百超えの物語の内でもう十分感じておりますよ!ですので、存分に溜め息ついて下さいませ!(コラ)いつもありがとうございます!さて。ザクバラ国では、とうとうリィドウォルとジェクドが本格的に動き出しました。セルフィーネは混乱の極みです。『彼女が積み上げてきた色々なものが、一度に蹴倒されたような…』まさに彼女の真心を蔑ろにした行いです。しかし、急遽方策を練り直す程に、リィドウォル自体が追い詰められています。ジェクドは国を救いたいと共に、友であるリィドウォルを救いたいと思っています。現状、国を救うには水の精霊の力を使うのが最善…と考えを共にしていますが、ジェクドは詛も血の契約も受けていない者。リィドウォルと全く同じ感覚では見ることが出来ません。どんどん状況が変化していく中、彼がどう動くことになるのかも、ご注目頂けたら嬉しいです。あ、イルウェンは盲目的にリィドウォルが好きなワンコなので、期待は出来ません(笑)。ザクバラ滞在期間を、ひたすら耐えるカウティス。彼はどこでどう動くことになるのか……。引き続きお楽しみ頂ければ幸いです。ありがとうございました!
先ずは申し訳ありません…前回、少し伝え方が良くなかったです。
確かに、毎度溜め息をついては肩が凝ってみたりしているのですが、毎話、これ以上ないほど御作を楽しんでいます。でなければ、こんな風に一喜一憂して泣いたり笑ったりしていませんので…そこだけ、どうか誤解のない様にお願いしたい所存です、はい。
それにしても、ですよ…遂にリィドウォル、本性を露わにしましたね。顔色ひとつ変えずにセルフィーネを言葉で縛り上げるその様が怖いのは勿論、彼の中で渦巻く深い闇が顕現した様にも思えてきて、読み進めていくとやっぱり息が苦しくなります。
折角、身近な人間だけではなく、民達へも意識を伸ばしていたセルフィーネでしたが、これによって不信に陥るのは間違いないのでしょうし、…彼女の人間に対する概念や、「信じる」という行為をも不確かにしてしまいそうで、それがとにかく悔しいんですよね…これまで彼女が積み上げてきた色々なものが、一度に蹴倒された様な、そんな屈辱的な気分です。
彼女が帰らずとも、カウティスの仕事は止まるわけもないのですが…この日々が、非常にドライに淡々と描かれているのが、かえって物悲しくなってしまいますね…ついまた溜め息です。
軟禁したセルフィーネの魔力を無理矢理にでも回復させたいリィドウォルですが、捕らえた貴族達の魔力を刑罰として用い、落命も厭わない姿勢に、もう遂に振り切ったんだな…と、悲しくなりました。
そしてジェクド!いっつも側にいてリィドウォルに口を挟む事こそあれ、結局は彼を尊重してしまう姿勢がとことんよろしくないですね…旧友ですし、まぁ同調したくなるのも分からなくはないのですが、傍にいるからにはもっときちんと、リィドウォルの抱えている重荷に目を向けて欲しいものです。
よろしくないと言えばイルウェンもまた然りです。彼には抜き身の剣にも似た危険な感じをいつも感じるのですが、今回も躊躇いなく腕を折ろうとしてみたり…こうして書いてみると、リィドウォルは生まれた国ばかりでなく、周囲にも恵まれていない様に思えてならないです。
セルフィーネが戻らない事態をカウティスはどこまで看過出来るんでしょう…まかり間違って開戦などというきな臭い展開にならない事だけを、心から祈っています。
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。
あ、気を遣わせてすみません!
大丈夫です。待居様がこの物語を楽しんで下さっていることは、この三百超えの物語の内でもう十分感じておりますよ!
ですので、存分に溜め息ついて下さいませ!(コラ)
いつもありがとうございます!
さて。
ザクバラ国では、とうとうリィドウォルとジェクドが本格的に動き出しました。
セルフィーネは混乱の極みです。
『彼女が積み上げてきた色々なものが、一度に蹴倒されたような…』
まさに彼女の真心を蔑ろにした行いです。
しかし、急遽方策を練り直す程に、リィドウォル自体が追い詰められています。
ジェクドは国を救いたいと共に、友であるリィドウォルを救いたいと思っています。
現状、国を救うには水の精霊の力を使うのが最善…と考えを共にしていますが、ジェクドは詛も血の契約も受けていない者。リィドウォルと全く同じ感覚では見ることが出来ません。
どんどん状況が変化していく中、彼がどう動くことになるのかも、ご注目頂けたら嬉しいです。
あ、イルウェンは盲目的にリィドウォルが好きなワンコなので、期待は出来ません(笑)。
ザクバラ滞在期間を、ひたすら耐えるカウティス。
彼はどこでどう動くことになるのか……。
引き続きお楽しみ頂ければ幸いです。
ありがとうございました!