…タイトルから、嫌な予感はしていたんです。私も良く分かりますが、作者が「最後の」と付けるからには、それが正真正銘、最後なんです。でも、誰と誰の約束なのかまでは分かりませんでしたが…これは…辛いです…。
しかも、これ以上ないほどに幸せで楽しそうなんです、セルフィーネもアナリナも。それが返ってしんどいんですよね…一体、何が待ち受けているんでしょう。来月の約束が果たされないだけならまだしも、二人が笑い合うのはこれが最後とは…言葉が出ません。
メタ的な見方で申し訳ないのですが、主人公の一人でもあるセルフィーネに何かが起こるとは考えにくいわけで、必然…という事になってしまいます。うう…幸まる様…やっぱり貴方はSですよ…(泣)
更に立て続けてのザクバラです。リィドウォルに限らず、血の契約をかわしている者には、理屈でなく老王の異変が感じ取れている様で…心臓が軋む心地とありましたが、その胸中に迫る辛さや恐ろしさはいかほどでしょう。ザクバラという国の闇の深さがより知れて、息が詰まります。
そして、やはり…この事態に動かざるを得ないリィドウォル、遂にセルフィーネの奪取に踏み切ってしまうんですね…。三国共有は均衡を保つと同時に、他国との唯一の絆でもあったはずです。これを破ってしまうのは、下手をすればネイクーンとの紛争も再発しかねない…とまで書いて、ふと嫌な予感です。
これ…セイジェがザクバラ入りする事まで考慮に含めていますよね、きっと。セルフィーネを奪われ、弟まで人質にされてしまうとしたら、カウティスの中で眠っている詛は果たして大人しくしているのでしょうか。激昂したカウティスの苛烈さは以前にも目にしましたが、あんなもので済むとは到底思えませんし、その隙に燃え上がる黒い炎が彼を焼き尽くしてしまわないでしょうか…ただただ、心配です。
いやもう…本当に、あんな呑気なレビューを書いてる場合じゃありませんでした。筆舌に尽くし難いほど辛くて、とにかく続きを待たざるを得ない展開です。どうにか書き直せないものですかね(笑)
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。
『作者が「最後の」と付けるからには…』
はい、仰る通りです。
これに関してはうっかりなことは言えませんので、この一言で収めたいと思います。
え、Sじゃないもんっ…!(←悪足掻き)
少しずつ追い詰められていくザクバラ国の臣達。
リィドウォルには王に従う以外、選択肢はありません。
彼がどういう心持ちで事を進めていくのか、セイジェにまで手が伸びることになるのか、展開をお見守り頂ければと思います。
そして、カウティスの詛の行方も…わー、不穏ばっかりだわ(コラ)。
少年時代でレビューを書いて下さった方々には、本当にとても嬉しい反面、この後酷いことになるのです…と、申し訳ない気持ちもにもなりました(汗)。
御作のレビューにも、《追記します》とかって足しちゃ駄目ですかね?(笑)
続けてお楽しみ頂ければ幸いです。
ありがとうございました!
アナリナとセルフィーネ。
かつての恋敵。そして心から心配し、かばい、思いやる親友。
幸せな語らいのなかで、来月も、と笑いかわし、その約束が果たせると。
この時は、二人とも、疑っていなかったのである。
この時は……。
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。
心を寄せ合い、親友になったアナリナとセルフィーネです。
来月も、と仲良く約束を交わしました。
『この時は、二人とも、疑っていなかったのである。この時は……。』
来月、約束がなぜ守られないことになるのか…。
それも含め、続けてお楽しみ頂ければ幸いです。
ありがとうございました!