もう冒頭にザクバラと書いてあるだけで、なんだか気が重くなりますが(笑)、これって凄い話です。「重苦しいでお馴染み、ホラーの国ザクバラ」がしっかり読み手に根付かされているという事ですから。
殊、長編でのイメージ固定化は私も結構ヒイヒイ言いながら苦労しているだけに、ここまで丹念に展開を重ねてきている賜物ですよね、これは。
それにしても、ザクバラ王が出てくると注目せざるを得ませんね…会話の内容から挙動まで、食い入る様に、しかもちょっと緊張しながら読んでしまいます。今は正気を保っているのか、おかしなところはないか…彼の言動がザクバラの、そしてリィドウォルやタージュリヤの命運をも左右するわけですからね。
結果的に、今回はどうやら正気を保ってはいた様ですが、三国共有には多少の不満がある様子…この小さな燻ぶりが、正気を失った時に大きな振り戻しとなって発露しないと良いのですが…いやもう、本当に心配です。少し言及されていましたが、セイジェも重ねてどんどん心配になります。破談すれば良いのになとさえ思ってしまいます。
ここでセルフィーネとカウティスの甘々が挟まったのでどうにか私のバランスが保たれましたが(笑)、「好きだ」に返答できなかったあのくだり、絶対根に持っていると思っていたので、ここで改まって言及されていた事にニヤニヤが止まりませんでした。そうですよね…最近でこそぐんと大人びましたけど、カウティスは本来、こういうちょっとしたところで「ちぇっ」てなるタイプですもんね(笑)
と、言いますか…カウティスがセルフィーネに寄り添って、魔力集結の覆いの中で数日過ごせば良いんじゃないでしょうか。そうすれば魔力も回復しますし、カウティスはセルフィーネとずっと一緒にいられますし。…骨抜きになるからダメですかね、やっぱり(笑)
さて…次話はアナリナと楽しいガールズトーク…と打ちながら思ったんですけど、この展開とあのザクバラが同一の世界線って、どれだけ振れ幅大きいんでしょう。最高です。次の更新も楽しみにしていますね!
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。
イメージの固定って、長編ならではですよね。でも長編だからこそ、ブレると不味いという…(笑)。
ザクバラ国は徐々にホラー味を増していきますが、上手くいっているのなら嬉しいです。
ザクバラ国王に注目下さってありがとうございます。今回穏やかな会話に終始した国王。彼の挙動は今後ザクバラ国をどう揺らしていくのか…。
振り返ると、彼を書くのはちょっと楽しかった私…。ん?意外とSっ気ありかも?(笑)
セイジェ破談となると、二国の王族間なので、皇国を巻き込むことに。現状では難しそうですね…。
カウティス、根に持ってました!そうそう、そういうタイプです(笑)。気付いて下さってありがとうございます!
覆いの中に二人で!?
いいですね〜、三話ぶっ通しくらいで物語放って甘々してて欲しいです!(コラ)
さて、次話は女子会ならぬ女子回に。お楽しみ頂ければ嬉しいです。
ありがとうございました!
アナリナ、久しぶりの登場で嬉しい限りです。
御作で一番好きなキャラを一人だけ選ぶなら、間違いなくアナリナですね。
メイマナと悩むところですが。
完全にサブに回ってしまって悲しいですが(笑)
ちなみに、下記が漢字ではなくカタカナでした。共にタージュリアと祖父のくだりです。
「このニ年間の出来事等は」
「このニ年間の事をお聞き及びなら」
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。
久しぶりのアナリナ登場です。フルデルデ王国でも穏やかにいきたいところです。
アナリナが一番とは!!
ありがとうございます。
サブではありますが、物語の中では重要な役割を持つ彼女。一番動かしやすい登場人物でもあり、とても助かっています(笑)
気に入って頂けて嬉しいです!
いつもご指摘ありがとうございます!!
同じ間違いを何度も…、お恥ずかしい。拡大して見たら分かりやすいと今回ようやく気付きました…。
続けてお楽しみ頂ければ幸いです。
ありがとうございました!