あーあ…やっぱり思っていた通りでした。そして、予想が当たってしまった事が残念でなりません。
…まぁもっとも、国を詛から解き放ちたい一心で、これまで手段を選ばず蠢動し続けてきたリィドウォルですから、セルフィーネが何もせず、ただ見ただけで王の意識が戻ったとなれば、これは明らかに宿願へと一歩近づいている証。放っておく理由がありません。
ですが今回、リィドウォルの内面が久しぶりに明かされた事で、なんだか彼が以前より荒んでしまっている様に思えました。「純粋培養のお嬢さん」に始まって、「カウティスをだしに」、「使える」等…言葉の端々に、セルフィーネを精霊ではなく物として扱わんとする意図がありありと見えてしまっています。
もう何度となく書いてきたので軽く済ませますが、その方法しかないわけじゃないはずですし、独りで戦えと言われているわけでもありません。果たすべき思いに囚われ、他が見えなくなるという事はこれほど悲しいものなのかと…ここ最近のリィドウォルには、いつも溜息が出てしまいます。
そして…イルウェンには彼なりに思うところもある様ですね。これまではやたらと鋭利に尖って、血の気の多い番犬にも似た印象の強い彼ですが、主とザクバラを思うあまり、話を余計に難しくしてしまわないでしょうか。先行きが心配です。
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。
待居様の予想通り、リィドウォルはセルフィーネに更に近付きます。
『以前より荒んでしまっている』
気付いて頂けて嬉しいです。
ザクバラ国の詛に侵されているのは、国王だけではありません。
本人の気付かない内に、人格を蝕むのが詛で…。
リィドウォルの言動は、どこまでが彼が元々望んでいたものに沿っているのでしょうか。
リィドウォルとイルウェン。
カウティスとラード主従と比較してもらえるように頑張って書いていたのですが、上手く書けたのかは、むむむ…。
彼がリィドウォルを思って、何かをしでかすことになるのでしょうか。
今後の展開も、続けてお楽しみ頂ければ幸いです。
ありがとうございました!
こんばんは。
「この水の精霊には、この者自身を気遣ってみせるよりも、カウティスをだしにした方が効果があると、すぐに分かった。」
リィドウォルに、まるっとばれてる───!(;´∀`)💦
リィドウォルの執着が、ましている。
そして、イルウェンは、水の精霊に悪感情を持っている。
それが、この後、どの局面で、どのように関わってくるであろうか。
作者からの返信
読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。
純粋無垢なセルフィーネ。
リィドウォルにすっかり読まれています。
執着が増して…。
それにセルフィーネが気付くと良いのですが…。
イルウェンは、ザクバラ国中央で生まれ育った者の多くと同じ様に、ネイクーンは敵国だと思っています。
そして、カウティスが個人的に大嫌いなのです(笑)。
それもあってか、水の精霊へも嫌悪が増し増しに…。
彼の思いがどこでどう物語に影響するのかも含め、引き続きお楽しみ頂ければ嬉しいです。
ありがとうございました!