応援コメント

叶うなら」への応援コメント

  • いやぁー…切ない。切ないです。相変わらず容赦なく胸を締め付ける展開ですね…じんわりずっと涙ぐんでいます。

    この世界では近い存在の精霊とエルフですが、似て非なる両者に共通する感覚は定命の長さ…今回のエピソードの半分は、これに起因するお話でしたね。
    「謝りたい、元の関係に戻りたい」と固執していた時間は、人間にとって遥かに長いものだったと知ったハルミアンに、セルフィーネが提示したのは、新しい関係の構築。この感覚を初めて知るに至るハルミアンの描写に、人間との違いが浮き彫りになっている形なのですが…。
    人間にとっての数十年は、エルフには短い時間。この感覚の差異が、二人の諍いを通して表されていたとは思いませんでした。昨日の考察こそどうやら外れなかった様ですが、その巧さにまたもや唸らされてしまっています。

    そうして新たな気付きを与えて貰ったハルミアンが、セルフィーネの力になりたいという気持ちは良く分かります。
    …ですが、近い存在でも精霊とエルフは別のもの。ハルミアンの助言は結果として再びセルフィーネを追い詰めるに至ってしまいました。まぁ…ここに至る経緯を思い返すと、一概にハルミアンを責められないのも事実なんですけれども。
    「誰かの為にと向けた思いは、必ずしも期待した形になるとは限らない」…世の中大概そうしたものですが、この展開は痛烈な皮肉にも感じられます。
    この物語の誰よりも自らに悩み、宿命と戦っているセルフィーネ。彼女が口にする辛さがあまりに重くて切なくて、独白をぶつけるくだりは涙なしでは到底読めませんでした。

    …何度目かの質問になりますけど…本当にハッピーエンドなんですよね…?今は希望の片鱗さえ見えて来ないだけに、やっぱり定期的に聞いておきたくなってしまいます。
    勿論、どんな結末だろうと私はこの物語が大好きなので、読み続けるのは決定事項なのですが…私が愛して止まない彼らに、少しでも幸せが訪れて欲しい、と…なんと言いますか、親心?とはちょっと違うのですが、そんな風に願っています。上手くお伝え出来なくてすいません。

    作者からの返信

    続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。

    今話では、長命種と人間との時間感覚の差を取り上げました。色々と感じて頂けて嬉しいです。

    しかし、例え同種であっても、他人なのだから全く同じ感覚にはなれませんよね。
    『誰かの為にと向けた思いは〜…』
    本当に、それに尽きると思います。
    今のセルフィーネに必要なのは共感して寄り添うことであって、同調して先の選択を促すことではなく…。
    悪気はなくとも、ハルミアンの励ましは、結果としてセルフィーネを追い詰めてしまいました。

    何度聞いて頂いても大丈夫です、ハッピーエンドです!(笑)。
    でも、“エンド”が“ハッピー”なわけで、そこに至るまでは…えっと…まだまだ…ゴニョゴニョ…。

    「ハッピーエンドタグがないと読めない」と何度言われたか分かりません…。
    自分で好きに書いているので何と言われても仕方ないのですが、「この物語が大好き」「読み続けるのは決定事項」とか言われると、嬉しくて泣きそうです(泣くな)。

    カウティスとセルフィーネには、まだ困難な時が続きますが、この先も楽しんで頂けたら本当に嬉しいです。
    改めて、この物語に愛情を向けて頂きありがとうございます!