応援コメント

フォーラス王国の研究者」への応援コメント

  • いやぁ…今回はずっとじんわり泣く羽目になりましたね。毎度、この物語の振り幅には感嘆しつつ呑まれっぱなしです。堪りませんね。

    生前良くして貰った義父の娘が自分を毒殺しようとしていたわけですから、行くに行けない…でも悼む思いはある…煩悶とするエルノートの気持ちが痛いです。
    以前ならこれをぐっと堪えて独りで溜め込んでしまうところですが、察して寄り添うメイマナ王女の存在がありがたいです。何度目かの発言になりますが、エルノートは本当に良い相手に恵まれましたね。

    そしてハルミアンの話ですが…年長者のラードが敢えて一歩踏み込むところから、カップの暖かさで皆の気遣いを表すくだり、あまりにも秀逸な流れです。もうここで更にじんわりでした。
    挙げ句、ハルミアンとイスタークは過去友人で、しかも「全てを捨てた」の中にハルミアンまでもが含まれていただなんて…普段が飄々としているだけに、かえって彼が物悲しくて、ここでも泣かされる羽目になりました。

    今回のハルミアン然り、リィドウォル然り…この物語では皆がそれぞれの事情を背負っているのですが、その事情が突飛過ぎずに納得出来てしまって、それがまた悲しさを誘うんですよね。
    何にせよ…鼻につく立ち回りの多いイスタークでしたが、ここでまた印象がガラリと変わりました。きっと彼にはまた彼なりの事情があるはずなんです。ハルミアンがいつもの調子を取り戻せる様、二人の関係が優しく氷解してくれたら嬉しいのですが…。

    作者からの返信

    続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。

    目をかけてくれていた皇帝の死。
    エルノートにも、複雑な思いがあるはずです。
    寄り添うメイマナの存在は、彼にとってとても大きなものです。

    ようやくハルミアンとイスタークの物語が表に出てきました。
    ハルミアンはイスタークを人間で唯一の友人だと思っていましたが、捨てられたと思って傷ついています。
    ですが、仰る通り、イスタークには彼なりの事情があるはずで…。
    この話は次話まで続きます。

    『事情が突飛過ぎずに納得出来て…』
    この人だけ妙に浮いている…とならないように気を付けて書いているので、そう感じて頂けるのは、とても嬉しいです。

    ハルミアンとイスタークの関係も含め、残り少ない契約更新までの時間、彼等がどう過ごすのか、引き続きお見守り頂ければ幸いです。
    ありがとうございました!