応援コメント

切迫感」への応援コメント

  • いやぁ…この展開、またしてもやられました。本当に、この物語を読むと後から気付かされる事が多くて、なんだか恥ずかしくなります。

    やはり、セルフィーネに三国を支えるのは無理があるんですね。これまでネイクーン一国だったのに…ザクバラはまだしも、フルブレスカは国土二倍となれば、実質四つの国を支える様なものです。
    ハルミアンが口にした様に、セルフィーネを疲弊させてしまう事が竜人の真の狙いだとするなら、遠巻きに締め付けてくる様な、随分とねちっこくて嫌なやり口ですね。

    そして今回の気付きがハルミアンとセルフィーネの会話です。初登場からスルッと物語に入り込んできて、皆の為にあれやこれやと知恵を出してくれていた印象でした。掴みどころはないけれど、精霊に近いエルフという事も相まって、頼りになる存在…そんな印象です。
    だったのですが…落ち着いて考えたらセルフィーネの言葉通りですよね。方向こそ違いますが、「セルフィーネに外から加わる力」として考えるなら、確かに竜人とハルミアンには殆ど差がないわけです。これまでそこには一度も思いを巡らせた事はありませんでした。

    とは言え、妹の様に接する場面もありましたし、ハルミアンにも明確な目的があるはずなんです。これまでに登場した誰かと懇意だという話ですし、ただ面白がって近くにいるにしては、尽力し過ぎている気もするんですよね。
    そして…こうして書きながら、いつの間にかハルミアンを立派なカウティスの側近として認めていた事、彼とセルフィーネの隔たりを悲しく思う自分がいる事に驚いています。
    単純に皆仲良く…とはいかないかもしれませんが、やっぱり皆で平和な中をわちゃわちゃして欲しいものですね(笑)

    作者からの返信

    続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。

    竜人族は最初からセルフィーネを切り分けるつもりでしたから、物言わぬ精霊に戻すという点では同じなのでしょうね。
    三国を一人で…と願い出たのはセルフィーネ自身なので、仕方のないところです。

    ハルミアンの、カウティス達とは違う立ち位置が見えました。
    以前にも書きましたが、ハルミアンはただの“建築バカ”です(笑)。
    そして、興味のあるものにだけ特化した、知識欲の塊です。
    彼がセルフィーネ達に好意を持っているのは本当ですが、進化する精霊に強く興味を惹かれているのも、本当のことなのです。

    憎めない存在だと思って書いているハルミアン。
    セルフィーネにズバリ切られて、今後どうするか…。私もわちゃわちゃさせたいです(笑)。
    引き続きお見守り頂ければ嬉しいです。
    ありがとうございました!