第2話石鹸を使うか、使わないか

隣の島に、気になる美女が居るんだけど、全く話す縁が無い。当てずっぽうだけど、トイレに行くたびに、毎回石鹸を使っている感じ。ここは一つ、試してみるか?石鹸ライフ。


石鹸を使うようになってから、1週間ほど経って、習慣化して来た頃、突然、誰かに、後から肩をトントンと叩かれて、振り返ると、なんと!隣の島の美女だった。「これ作ったのキミでしょ?このグラフ、横軸と縦軸が逆。」「本当だ。すみません、直ぐにやり直します。」「二人共気づかなかったのね。」と、美女は、ここと隣の島の上司達を見渡しながら「フフ」と笑ってから、去って行った。何だか香水みたいな、いい匂いがした。

まさかこれは、石鹸効果なのか?あの美女は、近くで見ると、化粧が完璧過ぎて、本当の顔はどんなふうなのか?想像出来ないほどだった。「おい、彼女は、止めとけよ。隣の課長とデキてるから。」隣の席の先輩に釘刺された。

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