座比良と洞文
Aiinegruth
第1話
「すみません、階段で転んじゃったおじいちゃんを三人助けて救急車を呼んでました!」
「もっとマシな言い訳があるだろ」
「私のお昼の弁当ちょっと食べさせてあげるので、許してください」
「脈絡なさすぎか」
「いや、
「分かりにくいボケ方をするな」
「
それなりに混んだ在来線がはらむ朝の熱気。隣でボブの髪を揺らす
「読んで、おかしな表現や誤脱字をみてください、先輩」
「小説か」
うひー、やっぱ緊張する―、と、整った顔を隠すように握られた紙をひったくって確認すると、『探偵が来る前に(ZZ)』と表題が印字されている。
助けて、前の車両でひとが死んでいる。
今までの全ての流れをぶん投げて立ち上がったのに、
「あとで確認する」
紙を彼女につき返して走る。
「落ち着いて下さい。僕は
座比良と洞文 Aiinegruth @Aiinegruth
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