2023/05/03
第004頁 『己の信念』
どうも~駄筆者のchomochoです。
はい、と言う事で、近況ノートの続き?です。
まぁ近況ノートを見て下さるのなんて、作品ではなく私をフォローして下さってる少数の方のみだと思うので……軽く事情説明から入ります。
本日、2023/5/3・15時に、とあるコンテスト用の新作、その第一章が完結となりました。
私はコンテストを知ってから、勇んでコンテスト用の新作を執筆した訳ですが……5/1・00時からコンテストの応募受付が開始され、開始と同時に第010話まで一挙公開してみたところ……。
ずっこけました。それはもう、見事な程に、です。
コンテストに早期投降すると、どうやらある程度の人が興味本位で作品を見に来て下さる様なのですが、どうにも、ですね。その見に来て下さった方々は、直ぐに立ち去ってしまうのですよ。
その理由は、恐らく単純で、私の作品が面白くないからなのでしょう。
と言っても、公開されている全てを読んで貰っての評価では無い事だけは、各エピソードのPV数を見れば確かなので、本当に面白くないかどうかは別であると判断が出来ます。
私の只の思い込みや都合の良い考え方と言う訳では無く、そもそも読まれていないのだから、作品全体に対する正当な判断や評価をされている訳では無いと、理屈ではそうなります。
つまり、投降した作品が本当につまらない訳でも無い筈なんですよ。どんな物語も、じっくりと読んでみれば何かしら面白いところって有ると感じると思うのです。私自身がそうです。私は、大体、どんなジャンルのどんな物語であろうと、読んだり見たりすれば、大概を面白いと感じますから。
では、何がいけないのかって、簡単な答えですよね。
『掴み』
って、ヤツですよ。それが、私の投降する作品ではよろしく無いのだと、そう思った訳です。
いえ、思わされましたよ。伸びないPV数や、★や❤の数を見れば、ね。
ですから、次回から新作を執筆する際には、『己の信念』なんてものは放り出してですね、作品を執筆してみようと、そう思った訳です。
だって、私だって多くの人に読んで貰い、『人気』と言うものを得たいのですから。
『信念』とは、言い換えてみれば性癖であり、好みであり、極論では私自身そのものとも言えるのでしょう。
ですが、そう言ったものを全面に押し出したのでは、『掴み』が弱く、そもそも正当に評価して貰える段階まですら読み進めて貰えないのですから。
ですから、私自身の『信念』なぞ、この際どうでも良いなと。
結論としては、そう言う事になります。
自分の書きたい様に書いて、それで『人気』が得られるのであれば、こんな事を悩む必要は無いのでしょう。或いは趣味であると割り切り、『人気』を得ようと思わないのであれば。
しかし、私は『人気』が欲しい。
その『人気』を得る方法には正道なものと邪道なものがあるのだと思います。作品の質を追求する正道な手段だけで無く、作品とは関係の無い別の場所での活動により人気を稼ぎ、その人気を以て作品に人気を後付けするといった様な邪道な手段など、様々な手段が有ると考えられます。まぁ、前回投稿したエッセイの内容と被るので、多くを言及する事は今回は控えます。
流行りに迎合するも良し、作品外での盤外戦術やロビー活動に励むも良し、複合的に……つまり絵を描いてみたり動画配信サイトを利用してみるも良し、ともかく、『人気』を得る為には、自分のやりたい様にしているだけでは駄目だと思ったのです。
しかし。
どの様な手段を用いようとも、結局最後には面白い作品でなければならないのだろうな、とも思います。
ですから、『信念』は二の次で、『人気』を得る為には、多くの人に刺さる様な、『掴み』と『展開』が必要なのでしょう。
それが、自分の思うがままにやって成せるのであれば、それはなんとも幸せな事なのでしょうが……私の感性と能力では、どうやら不可能な様ですから。
だからこその、先程の結論です。
書きたいものを書くだけでは駄目だと。『信念』なぞどうだって良いのだと。私は、そう思う訳です。
ですが、こんな事を言うと、私の脳内仮想アンチ達が、『それはお前みたいな糞雑魚作家気取りだけだろ。お前に才能が無いだけ。書きたい事を書いて売れてる奴も沢山いる。才能の無い雑魚は諦めろ』と言っている姿が目に浮かんできます。
ですので一応、頭が多少緩い方達に誤解無き様に補足しておきますが、私の結論は才能の乏しい私だからこその結論であり、全ての作家さん達に言える唯一解であるだなどと言うつもりは、毛頭御座いませんので悪しからず。世の中には例外というものが付き物ですし、答えが一つとは限りませんから。
とは言え。
書きたい様に書いて人気を得るなど、それこそ神に愛された一握りの者でもなければ不可能なのではないでしょうか?
私は鳥山明先生を敬愛しておりますが、鳥山先生レベルの、超が付く程の有名作家の先生達ですらが、描きたいものを描いただけでは『人気』をさして得られないのですからね。これは私の妄想では無く、歴とした事実です。
ですから、脳内の仮想アンチにはこう言ってやるのです。『論破出来るのならしてみてくれ』と。脳内で馬鹿な相手を煽ってお人形さん遊びをするのは存外楽しくてですね。私はついつい、見えない敵と戦ってしまう癖が……と、それは話題が逸れ過ぎですね。申し訳ありません。
閑話休題。
話題を元に戻しまして、仮に、目指すものが『アート』であれば、それでも構わないのでしょう。
真の芸術とは自らの心や感情の発露であり、何かに迎合するものでも、評価を得る為にするものでも無いのですから。結果として評価を得る事も多々あるのでしょうが、それは結果論です。
ですが『エンタメ』は、そうはいかないのだと思います。
『エンタメ』は『人気』が有ってこそでしょう。私は『文芸』と呼ばれるアートを書きたい訳では無い。『エンタメ』を提供して、多くの『人気』を得たいのですから。
書いてて思いましたが、只のエンターテイナーの癖に、アーティストを気取る方って、有名人でも多いですよね。
ですが、私の中では明確な違いが在ると言う事です。
真のアートとは、他人の評価を得る為に、何かに迎合してはならないと思うのです。迎合してしまったのなら、それはもう、只の商売でしか無い。そういう意味では『プロ』意識は高いと言えるのでしょうが、それらは『アート』でも『アーティスト』でも無くなってしまうのですよ。
皆さんは、そうは思いませんか?
音楽にしろ、美術にしろ、何にしろ。心や感情の発露こそが芸術だと、私はそう思っています。人気を得るのに苦心し、試行錯誤し、事実それらを成功させて金を稼ぐのは『プロ』の『エンターテイナー』でしょう。決して、『アーティスト』では無い。
と、まぁ、こういった、他人にとっては些細でどうでも良い様な事、それら一つ一つが、私の『信念』であったりします。
ね?
こんなものを優先して『エンタメ』として世に送り出そうと思ったところでですよ、それで上手くいく訳がありませんでした。
残念!無念!
と、ここまで書いて、今更にして気付きました。私は『人気』を得たいと思いながら今まで『エンタメ』の物語を書いていた筈なのに、私が書いていたのはある意味で『アート』に分類されるものだったと言う事でしょう。
こんな言い方をしてしまえば、またも脳内仮想アンチ達が騒ぎ始めそうですが……。『信念』を曲げずに、書きたいものを今まで書いてきたのですから、特に意味は有りませんが、敢えて分類をするのであれば、それは『エンタメ』では無く、『アート』だと言う事になりますよね。
論理的には、間違っていない筈です。
ともかく。
それでは駄目なのだと、今更ながらに気付いた訳です。
目指すべきは『エンターテイナー』で、『アーティスト』では無かった。
と、言う事で。
今回のボヤキは以上であります。
『己の信念』に従い、正直な気持ちで一切の嘘偽り無く、存分に書き殴ってみました。
この作品はノンフィクション・エッセイですからね。エンタメとして世に送り出したつもりじゃ有りませんし、ブログ代わりの日記帳みたいなものですから。今後も、このエッセイは『信念』を以て書き殴ってやろうと思いますよ。ええ。
ではでは。ぺこり~ぬ。
※追記※
近況ノートが気になる方はコチラからどうぞ。
https://kakuyomu.jp/users/chomocho/news/16817330656708545887
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