俺は止めたぞ。謎のチートスキル【アンラッキー7】

るるかチャンネル

第1話ざまぁ〜は7回目で起きる

はぁ〜だからもう止めろって言っただろ。


もう彼らは助からない。


俺は下っ端冒険者。日々生活の為に色々な仕事をしている。


早く下っ端から抜けて一人前の冒険者になる為。日々頑張ってる。


ただ、世の中にはクソ野郎がどうしてもいる。


俺がただ必死に仕事をしているだけなのに、何故か突っかかってくる【ゴイ】とその取り巻き。


ゴイの家は街では少し有名な金持ち。


一方、俺は施設育ちで格好も最低限のボロ服。ことあるごとに馬鹿にして、暴力を振るってくる。


聞こえるように悪口を言われたり。通りすがりにぶつかってきたりする程度だけど。(ただ、相手はそれなりの装備を着てるので思いっきりぶつかるとかなり痛い)


ただ、今日はいつもと違った。


何か嫌なことがあったのか、いつも通り悪口を無視していると。


ゴイが殴りかかってきた。それを何とか避けると…。


意味がわからないが、それがゴイの怒りに火を付けたらしく。


仲間を呼んで俺を捕まえて。仲間に羽交い締めにさせた。


そして一発・二発・三発。


無抵抗の俺を殴る『ゴイ』


このままだとやばい。咄嗟に。


『ゴイ。もう止めろ大変なことになるぞ』


『はぁ?何わけわからないこと言ってんだ』


ゴイは何故か不機嫌そうにまた俺を殴ってきた。


四発・五発。


本当にやばい。あのスキル発動条件まであと二発。


『何か気に触ることをしたんだったら謝る。あと二発殴ったら君は死んでしまう』

『もうやめてくれ』


『ふざけるな!!』


俺はちゃんと注意したぞ!?


【『アンラッキー7』の発動条件が整いました。】


【自動的に敵対する相手に能力を発動します】


俺の頭の中に例の能力発動が知らされる。


この能力の発動は自動らしく。一度発動すると俺でも止められない。


効果の詳細はわからないが、初めて発動したのはクソ親父だったが。あいつは死んだ。


そして今回もまたこのスキルでゴイ達は多分死んでしまう。


あんなに止めたのに馬鹿達が。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

俺は止めたぞ。謎のチートスキル【アンラッキー7】 るるかチャンネル @rurukada

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ