独裁者に支配された帝国で、少女は絶対的な権力に抗えるのか?

舞台は総統と呼ばれる独裁者が治める帝国。
身分や差別があり、4級市民とされる主人公シスナには職業選択の自由もない。

そんなシスナに影響を与えたのは、理想を語る少女エリカ。
エリカの影響を受けてシスナの心にも少しずつ情熱が宿ってゆく。

世界観は20世紀初頭の軍事国家を思わせる雰囲気で、同時にその帝国主義は現代の戦争ともダブって見える。

戦争によって両親を、国家によって自由を奪われた少女は、未来を変えられるのか?
この物語は、何度も同じ過ちを繰り返す人類に向けられた、鋭い問題提起かも知れない。

あなたはシスナの立場になった時、勇気ある行動を選べるだろうか?