KAC第6回:アンラッキー7
行進12番
KAC第6回:アンラッキー7
会社員の山田さんは、朝早く目が覚めたので、彼は会社のお昼に食べるための弁当を作っていた――。
しかし、時間がないことに気づき、お弁当をカバンに入れ、急いで家をでることになってしまった。
慌てて出かけたため、朝ごはんのパンを食べずに、空腹のまま駅まで頑張って走った山田さんだったが、駅に着いてみると、電車が遅れていることがわかった。
駅の中の売店で朝食でも買おうかと思った山田さんだったが……、偶然、運が悪くレジが混んでいる。レジに並んで買うのを待っていたが、遅れた電車が到着したアナウンスに気づいた山田さんは、朝食を買うのを諦め、走って駅のホームまで急いだ。
しかし、朝食をとっていなかった山田さんは最後の力を使い果たし、腹が減りすぎて転んでしまったのだ。
偶然、傍にいた駅員に助けられた山田さんは、電車を一本遅らせながらも会社にたどり着く――。
そして、待ちに待った昼食の時である。彼は家で作ってきたお弁当のを取り出し、フタを開ける。しかし、中には何も入っていないではないか。
朝、お弁当を包むときに、空の容器と間違えて包んでしまったのである。
山田さんはショックを受け、近くのコンビニに向かった。コンビニで買い物をしようとお弁当コーナーに向かったが、お弁当はほとんど売り切れており、落胆する山田さん。しかし、サンドイッチだけが残っていたので、それを買い、なんとか昼食をとることができた。
彼は仕事が終わった後、家に帰る途中、頭の中が食べ物のことでいっぱいだった。
「大丈夫だ。まだ焦るような時間ではない。家に帰れば、炊いてある御飯が待っているんだ」
山田さんは家に帰宅し、食事の用意をしようと台所に向かう。
しかし、炊飯器は炊けていなかった。コンセントが抜けていたのである。
1日に何度も不幸に見舞われたことに悲しみを感じた山田さんだったが、諦めずに次の日を迎えることにした。
KAC第6回:アンラッキー7 行進12番 @march_no_shousetu
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