やがて滅びゆく世界の片隅で、あなたに恋をした

春くる与(はるくるかな)

やがて滅びゆく世界の片隅であなたに恋をした

 ──昔々の、その昔。

 世界は人族と魔族に分かれて、長い間、戦い続けていました。

 天は暗く黒雲が空を覆い、地は引き裂かれて荒野となり。

 人も魔族も戦いによって、互いに等しく苦しんでいたのです。

 けれど長かった戦いに、とうとう終止符が打たれました。

 魔族の王である魔王が、病によって斃れたためです。



 ◇◆◇


 彼女の目覚めはいつも、すこしぼんやりとしている。

 ゆるゆるとだるい身体を起こして、ユーフィリアはベッドの上で息をついた。

 今日の予定は何かあっただろうか。

 考えて、覚めきらない意識をハッキリさせようとする。

 今朝も体調はすこぶる良くなかった。

 もっとも、これが毎日のことだったからもう慣れてもいるのだが。

 ユーフィリアの病弱な身体は、これがいつものことだった。


「起きなきゃ……」


 つぶやいて、起き上がろうとする。

 そろそろユーフィリアつきのメイドであるサーラが起こしに来る時刻だ。

 そしていつものように、顔色が悪い、と表情を曇らせるのだろう。

 少女はそう考えて小さく笑った。

 そのユーフィリアの視界に、ふわりと半透明のものが映る。

 余人には見えないらしい、それ。

 ユーフィリアは、微笑んで話しかけた。


「……おはよう。魔王様」


 呼びかけると、ユーフィリアをのぞきこむようにして身をかがめていた半透明の男は姿勢をただす。

 背の半ばほどまである長い黒髪が、緩やかに肩口へ流れた。

 整った面差しは、白皙。

 黒いローブを纏った様子は、少し禍々しくある。

 だがユーフィリアは気にした素振りもなく、彼に向かって微笑んだ。


「今朝の魔王様のご機嫌はいかが?」

『悪くはない。良い朝だ』


 答えは声ではなくユーフィリアの頭の中に直接ひびいた。

 本来、彼らの間に言葉はいらない。

 なぜなら、元魔王である、と自称するこの男はユーフィリアの守護霊だからだ。

 おとぎ話にしか残っていない昔々の魔王という存在。

 この世界に、もう魔族は存在していない。

 だから彼が本当に魔王なのかどうかなんて、ユーフィリアにはわからないことだった。

 だが本人がそう言うのだからと、納得している。

 なので呼ぶときは、『魔王様』と呼んでいた。

 すでに魔族はいないけれども、人間にとって禍々しいものではある。

 魔王などという呼び方は、不安をあおるものだ。

 だが、どうせ自分にしか見えない相手なのだ。かまいはしない。

 ユーフィリアは、そう思っていた。


「今日は、お客様の予定はあったかしら」

『ハイマー子爵の娘の嫁ぎ先についてだろう。占っておいたぞ』

「ん。ありがとうございます」


 答えて、もそりとユーフィリアがベッドを降りようとしたところで、ドアがノックされた。


「ユーフィリア様。お目覚めになっておられますか?」


 サーラの声だ。


「起きてるわ、おはよう、サーラ」


 少女は、できる限り快活に返事をする。

 忠実なメイドを、あまり心配させないためだ。

 彼女はユーフィリアが小さな頃からの専属の世話係だった。

 献身的な使用人であると同時に、娘のように可愛がってくれる存在でもあった。

 ドアを開け、着替えのドレスを抱えたサーラが入ってくる。

 メイドは、心配そうにベッドの上の主人を見やった。


「今朝は起きられそうですか?」


 訊ねられてユーフィリアは朗らかに笑って見せた。


「大丈夫よ。ちょっと目眩がするけど、これはいつものことだもの」


 薄曇りの空のように、晴れ渡りはしないけれど穏やかな朝。

 これが霊感男爵令嬢と呼ばれる、ユーフィリアの毎朝の風景だった。



 ◇◆◇


 物心ついた頃には、ユーフィリアには他の人間には見えないものが見えた。

 なかでも常に自分の傍らにいる男。

 彼は当たり前のように自分の守護をするものなのだと理解していた。

 男がいつから自分の傍にいるのかは、もう思い出せないくらい自分が幼い頃のことだ。

 初めて会ったのは、屋敷の庭園でだったと思う。

 でも、そのときにどんな言葉を交わしたのかは覚えていなかった。

 ただ、彼が死者なのだということは分かった。

 少女にとって、それは見慣れたものだったから。

 そして魔王と名乗った男は、ユーフィリアを守るための守護霊となる、と誓いをたてた。

 それはだけは酷くはっきりと記憶していた。

 元魔王である、という話も、その頃から聞いていたものだから、違和感もない。

 そうなんだ、と素直に信じている。

 そして守護霊たる元魔王は、ユーフィリアに様々なことを教えてくれた。

 少し未来のこと。

 あるいは誰かの運命。

 人の心の内側……本心のこと。

 ユーフィリアは、それらを上手に扱った。

 伝えるべき相手には伝え、時に助言として教える。

 不幸な未来には、それを何とかかわす方法を。

 そうして気づけば、霊感令嬢のよく当たる予言として貴族たちの間で評判になっていたのだ。

 一度だけの非公式なことだが、国王すらが密かに予言が欲しいと訪ねてきたことがある。


「魔王様。占いの結果はどうだったの?」


 着替えと朝食を済ませ、来客が来るまでの落ち着いた時間。

 ユーフィリアは、自身の守護霊に訊ねた。

 元魔王は、彼女の正面のソファに優雅に足を組んで座っている。

 霊体なので食事はしない。

 だが紅茶のカップなど持てば、いかにも似合いそうだとユーフェリアは密かに思っていた。


「縁談相手の男とは、相性もいい。子宝にも恵まれよう」

「うん。……それから?」

「……それだけだ」

「え、たったそれだけ……?」

「内容は軽くでいいと言ったではないか」

「そうだけど……」


 ユーフィリアは不満そうに唇をとがらせた。

 貴族の令嬢としては、はしたない。

 とはいえ、こんな真似をするのは、この守護霊の前でだけだ。

 魔王を名乗る男は、その名にふさわしく品よく眉をひそめた。


「……貴様、わかっているのか。我が力を使う度、お前の霊力を食らう。たださえ、体の弱いお前の。……魔族が人の守護霊でいるということは、いわば取り憑いているようなものなのだぞ」

「わかってます」

「……ちっとも、わかっておらんな」

「わかってますよ」


 眉根を寄せて言う魔王に、ユーフィリアはにっこり笑った。

 守護霊様は心配性だ。

 人にとっては恐ろしい魔族という存在であるはずなのに、こうやって少女の身を気遣う。


「魔王様は優しいのね……」


 ユーフィリアにとって大事な、わかっていることは、そこ。

 魔王様は、実は優しい。

 そんな風に言うと、魔王はやはり渋い表情でふんとそっぽを向いた。



 ◇◆◇


 ──遠い遠い、昔。

 病に斃れた魔王は、その力のほとんどを急速に失っていった。

 そして魔族を率いる魔王が力を失った結果、魔族は人族に敗北した。

 敗れた魔族たちは、この世界に拠り所をなくしてしまった。

 こうして生きる道を閉ざされた魔族たちは、別の世界へと旅立っていった。

 魔王が、その残った力の全てを振り絞り、全ての魔族を別の異世界へと送り届けたのだ。

 今、この世界には人と人に近い亜人たちしかいない。

 魔族はすでに遠いおとぎ話の中だけの存在となった。

 魔王は仲間である魔族を異世界に送り届けた後、この世界で一人、死んだ。

 弔ってくれる者とてなく、孤独に。

 以来、霊体となっても魔王は一人だった。

 同じ魔族であれば波長が合って、霊体であっても通じあえる者もいたのかもしれないが。

 同じ種族の去ったこの世界では、彼はひたすらに孤独だった。

 数百年、数千年……長い長い時間、魔王の魂はあてもなく世界をさまよっていた。

 それが変わったのは、ごく最近のことだ。


「ねえ、あなたは何処からきたの?」


 ひどく無邪気に、自分に向けられた声を魔王は数千年ぶりに聞いた。

 あの時のことを、彼は今もありありと思い出せる。

 それはふらりと訪れた、どこかの貴族の屋敷の庭だった。

 春先で、咲き始めた花々が辺り一面に鮮やかで。

 その中に一人、庭を散歩していたらしい少女。

 まだ五つか六つほどの、幼い子供だった。

 少女は花壇の前に佇む魔王を真っ直ぐに見上げて、そう問いかけたのだ。

 魔王は咄嗟に周囲を見回した。

 少女が誰に話しかけたのか分からなくて、話しかけた相手が誰なのかを探したのだ。

 けれど周囲に他の者の姿はない。

 自分たちしか人の気配のない庭で、いったい誰に?

 だが、少女は魔王をじっと見つめたまま彼へと手を伸ばした。

 その小さな手が、魔王の服の裾をつかもうとして、できずに空をつかむ。

 その事に驚いたように少女は自分の手のひらを見て、何度も瞬きをした。


「……我に、言うておるのか」


 たしかめる声が震えるのを止められなくて、魔王は唇を噛んだ。

 数千年ぶりの、他者との会話。

 それは心臓が止まってしまいそうなほどに、恐れと驚きでいっぱいなものだった。

 話しかけられたことが信じられず、やはりいつものように違っていたかと落胆することが怖かったのだ。

 それほどに魔王は他者という存在に飢えていた。

 少女は不思議そうに何もつかめなかった自身の手を、握ったり閉じたりさせていた。

 けれど魔王に問いかけられると、改めて彼を見上げてにこりと笑った。

 男はその様子を、呆然と見つめた。


「そうよ。何処からきたの?お名前はなあに?」


 やはり無邪気に訊ねられる。

 魔王は気づいたときにはその場に膝をついていた。

 霊体ながら、体中の力が抜けた気がした。

 数千年に及ぶ、孤独。

 その果てに向けられた問いかけは、まだ幼い子供の、そしてかつて敵だった種族からのものだった。

 無邪気で他意のない、ありふれた問い。


「……魔王だ」

「まおうさん」


 あどけない声が、確かめるように繰り返す。

 たったそれだけの事に、呼吸などしていない死者の筈が、息が止まりそうだった。


「何処からきたのかは……もはや我にもわからぬ」

「ふうん……。まおうさんは、まおうさんていう、お名前なの?」

「いや……。だが、人族に我が真名を教えてやるわけにはいかぬな」


 言ってから、魔王は笑い出した。

 少女はきょとんと、彼を見上げている。

 こんな子供を相手に、もはや滅びた種族である魔族の掟を語って何になるのだ。

 そう思うと、魔王は自分で自分がおかしくてならなかった。

 少女はポカンと笑う魔王を見上げていたが、言葉を続けた。


「そうなの……?あたしは……、えっと、わたくしはね。ユーフィリアっていうのよ。えっと、……申します」


 舌足らずに丁寧な言葉を使おうとしては失敗する。

 けれどつっかえながらも言い終えると、少女は満足そうに笑った。

 魔王はその表情に魅入られる。

 数千年ぶりに、自分に向けられた笑顔。

 それはなんと、まぶしいものに感じられたか。


「ユーフィリアか……。だが、我に近づいてはならぬ」

「……どうして?」

「人は魔族にちかづかぬ方がよい。どんな災いがお前の身にふりかかるか知れぬからな」

「ユーフィリアは平気よ。こんなに元気だもの」


 言うと少女は、その言葉を証明するみたいにピョンピョンと飛び跳ねて見せた。

 ほらね、と笑う。

 魔王は苦笑して、しかし首を横に振った。


「たしかにお前は元気そうだな。だが、いずれ分かる」


 薔薇色の頬をして、にこにこと笑う少女は子供らしい健やかさに満ちている。

 言葉の通り、元気すぎるほどに健康そうだった。

 けれど魔族である魔王は知っている。

 人と魔族は相容れない。

 どういうわけか、互いに近くにいると不調をきたす。

 それがかつて、二つの種族が争った原因でもあった。

 今の自分は霊体なので、どれほど影響があるかは知れなかったが。

 むしろ死者ゆえに強く、少女を害するかもわからない。


「今の我は、もはや生者ではない。死んでおるのだ。それは分かっておるのか?」

「……うん」


 ユーフィリアは素直に頷いた。

 半透明に見える人たちは、自分以外の人間には見えない。

 すでに死んだ者なのだ。

 少女は幼いながらに、学んではいた。


「……だから、さわれないの?」

「そうだ。触れれば、お前に呪いがかかるやもしれぬ。だから……」


 近づくな、と言い掛けた魔王は言葉を失った。

 えい、という気の抜けそうな掛け声をかけて、少女が魔王に抱きつこうとしたからだった。

 すかっと、その腕は空を切る。


「……やっぱり、さわれないのね」

「貴様には、怖いものはないのか……!!たった今、近づくなと注意をしたばかりで!!」


 慌てて離れる魔王を見上げて、少女はまた明るく笑った。

 ずいぶんと大人に見えた相手が慌てる様が可笑しかったからだ。

 あはは、と声を上げて笑い転げてから、少女は魔王に向き直る。


「ユーフィリアの怖いことはねえ……」

「我の話をきいているか、小娘」

「……夜に、ひとりでいることよ」


 少しだけ眉尻を下げて、少女はそう言った。

 魔王は、虚を突かれたように言葉を途切れさせる。

 ひとりでいること。

 つい、さっきまでの自分のこと。

 子供にとっては何気ない言葉だったのかも知れない。

 けれど魔王の記憶に、それは強く、何よりも強く残った。

 それが、今は彼女の守護霊となった元魔王と霊感令嬢との出逢いである。



 ◇◆◇


 人の寝静まった時刻。

 ユーフィリアは寝台で穏やかな寝息をたてていた。

 元魔王の守護霊は、その傍らで窓の外の月を眺めている。

 霊体である彼には、眠りは必要ない。

 ただこうして、ユーフィリアを見守って夜を過ごす。

 ふと、気配を感じて視線を向ける。

 ユーフィリアの眠る寝台の足下に、うっすらと黒いものがわだかまっていた。

 それは不定形で、形を持たない。

 ただ禍々しい気配をはらんだ、形のない悪意の塊のようなもの。

 魔族はそれらを、魔物と呼んでいた。

 人の目には見えない。

 それは魔力を強く持つ魔族にだけ見え、魔族だけが祓えるものだった。

 祓うことで、魔力を得る。

 皮肉なことに、人の作った澱みから魔族は魔力を得ていた。

 そうやって得た魔力を行使して、魔族は魔法を使うのだ。

 しかし彼らがこの世界から去って、数千年。

 それらは祓われることなく、少しずつ少しずつ増えていく。

 世界は僅かずつではあるが、澱んでいった。

 魔物は、弱った人間の生気に惹かれて集まってくる。

 たとえば、ユーフィリアのように弱った人間に。

 この世界は、いずれ──おそらく何千年か後の話だろうけれど、滅びへと向かっているのだ。

 眠っている少女の呼吸が、かすかに乱れる。


『……散れ』


 魔王が命じると、ユーフィリアに取り憑こうとしていた魔物は霧散した。

 黒い霧のような気配は消える。

 ゆっくりと乱れていた少女の呼気が落ち着きを取り戻していった。

 それを確かめてから、魔王はまた窓の外に視線を戻す。

 風もない、静かな宵。

 薄いカーテン越しに差し込む月明かりは明るい。

 それを見上げて魔王は、おかしなものだと考える。

 人と魔族は相容れなった。

 近くにいれば互いを傷つけあう。

 なのに、互いがいなければこうして世界は病んでいくのだ。

 死して往事の魔力を持たない魔王に、世界を浄化できるほどの力はない。

 ただこうして、少女に近づこうとする闇から彼女を守る程度の力しか残っていなかった。

 魔王は、今は穏やかに眠る少女を見下ろす。

 出逢った時には輝くような生気に満ちていた彼女は、今は青白い頬に翳りを落として静かだ。


「……」


 いずれ、自分はこの少女から離れなくてはならない。

 このまま傍にいれば、霊体とはいえ魔族の自分は彼女を取り殺してしまうだろう。

 彼女の命を惜しむなら、離れなくてはならない。

 だが、と魔王は思う。

 離れなくてはと焦燥と共に思う度、これまでに味わった孤独が自分の足を留めさせる。

 あの絶望の記憶。

 一人になるのが、怖かった。

 なまじ居場所を手に入れてしまったことで、恐怖を募らせた。

 またあの孤独を味わうのかという、絶望。

 かすかに、ユーフィリアの睫毛がふるえて瞼が持ち上がる。

 青い瞳が魔王を見上げて、微笑んだ。


『……起こしたか』

「静かね」

『月が明るい』

「ねえ、魔王様。手を握っていてくれる?」


 霊体と生身の身体とでは、触れることなど叶うはずもないのに、少女はねだった。

 言葉遊びにすぎないような遣り取りは、ユーフィリアが幼い頃から繰り返した、お約束のようなものだ。

 忙しく社交界を飛び回る少女の両親は、娘の傍にいた試しがない。

 ユーフィリアは、この屋敷で一人だけの子供だった。

 常に孤独と共にあった彼女だが、ある日、突然に現れた魔王の魂のおかげで一人ではなくなったのだ。


『……出来もせぬ事を』


 魔王の呟きに、ユーフィリアは密やかに笑った。


「いいの……。近くにいてくれれば、それで」


 囁くように小さな声で告げて、少女は楽し気に笑う。

 触れられなくても。

 暖かいと感じられなくても。

 あの日から一人ではなくなった自分は、とてもとても幸せなのだ。

 弱っていく自身の身体のことは自覚している。

 だが、その代わりに少女は心の平穏をもらった。

 自分はきっと、長い孤独を味わうくらいなら、それが自身の寿命を縮め、生きることが短い時間になるのだとしても彼が傍にいてくれる方を選ぶ。

 けれどその事で、魔王が密かに苦しんでいることも理解していた。

 離れないでと願うたび、そっと逸らされてしまう横顔を、切なく見上げる。

 だから願うたびに、降り積もる罪の意識。

 彼を苦しめているのだということ。

 それでも、ユーフィリアは願わずにいられなかった。


「──傍にいてね。ずっと、ずっとよ……」


 眠りに落ちる前に言った言葉に、魔王がなんと返事をしたのかは聞き損ねた。

 柔らかく天鵞絨のような闇の底に落ちていく感覚は優しくて。

 ただ穏やかに少女を受け止めてくれた。


     了

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