先輩に憧れていたこと、自分だけ無事だったこと、親友が巻き込まれたこと、いろんなショックが罪悪感になって許容量を超えちゃったのかな。人の感情って確かにマーブルですよね……
ソウタさんとの出会いで、少しずつでも癒されていけるならいいな、と思います。一種のサバイバーズギルトでもあるのかな。彼女の今後がより良い方向へ向かえますように。
ああ、ああ、この感じね。
前半はそう頷きながら読み、後半は
そう、そうなるよね、たぶん。
と想像を膨らませながら読みました。
性癖、衝動、そういうものは誰にだってあるのです。おかしなことでは無い。ふしだらとか笑うことでも無い。
そうわかっていても、割り切れない。
ましてや思いっきり手酷い現実に触れてしまえば、なおさら。
真摯な小説だと思いました。
作者からの返信
お返事がすっかり遅くなり申し訳ありません。
前後編お読みいただき、また、レビューまでいただきありがとうございます。
どうしようもないこと。世間には理解されづらいこと。
ましてや性にまつわることはフラットに語るのは難しい……。
でも、抱えてしまえば当人には切実な問題となる。
そういったものが描きたいと思って書いた作品でした。
感想もレビューも大変うれしかったです。
重ねてお礼申し上げます!
恋愛感情と性癖と、確かにバラバラに感じること、感じている人はいるんだろうなと思いました。
それを逃げずに作品に落とし込めているのはすごいなと……。
主人公が言うように、恐らく一生向き合って行くものなのでしょうが、ソウタさんと穏やかに過ごせていければ良いなと思いました。