第2話
ラーメンさたけの店長佐竹は、まさに昭和の頑固親父そのもので口調は江戸っ子みたいである。
自分に都合が悪い客が来るとキレ散らかして客を威嚇する。ただYoutuberまさたけが考えた味噌ラーメンを提供し始めてからgoogle mapや口コミサイトの評価が上がり続けている。まさに味噌ラーメンブーム到来だ。
「なんで俺の醤油ラーメンが売れないんだ…」
そう、店長佐竹自慢の醤油ラーメンは1つも売れていないのだ。
「くそっ!こんなはずじゃ…」
店長佐竹は怒りを抑えられなかった。
「俺の醤油ラーメンは世界1なんだ…」
試しにスープを飲んみる。味が薄い上にしょっぱい。
「ま、まずい…」
店長佐竹は愕然とした。
「このスープはダメだ……塩分濃度が高い……」
店長佐竹は塩分の取りすぎで高血圧になっていた。
「もっと濃いめの味付けにしてやる!」
店長佐竹は醤油ラーメンのスープを濃くすることにした。
「これでどうだ?」
しかし、結果は変わらなかった。
「なぜだ?なぜだ?」
店長佐竹は悩んだ。
そして閃いた。
「そうだ!麺を変えよう」
店長佐竹は麺を変えることにした。
「よし!これなら売れるはずだ!」
店長佐竹は麺作りに取りかかった。
「小麦粉をこねて……」
店長佐竹は麺作りが得意だった。
「かん水を入れて……」
かん水を混ぜる。
「寝かせて……」
寝かせる。
「茹でて……」
茹でる。
「湯切りをして……」
湯切りをする。
「盛り付けて……」
盛り付ける。
「完成だ!」
ついに完成した。
「これが究極の醤油ラーメンだ!」
食べてみた。
「まずい!」
店長佐竹は叫んだ。
「これはどういうことだ…」
店長佐竹は気づいた。
「俺はとんでもない過ちを犯していたのか……」
店長佐竹は気づいた。
「塩分濃度が高すぎるんだ!」
店長佐竹は気づいてしまった。
「だから、あんなにしょっぱかったんだな……」
店長佐竹は思った。
「こんなもの食えるかー!!」
店長佐竹は激怒した。
「こんなもん作ったら店が潰れちまうぞ!」
だが、味噌ラーメンのおかげで売り上げは伸びていた。
「味噌ラーメンが売れている今のうちになんとかしないと……」
店長佐竹は焦っていた。
「でも、どうやって塩分濃度を下げるんだ?」
店長佐竹は考えた。
「そうだ!塩を使わなければいいんだ!」
店長佐竹は閃いた。
「砂糖を入れればいいんだ!」
店長佐竹は思いついた。
「塩の代わりに砂糖を使えばいいんだ!」
店長佐竹は早速ラーメンを作り始めた。
「まずはスープからだ」
店長佐竹はスープを作った。
「次は麺だ」
店長佐竹は麺を打った。
「最後にチャーシューだ」
店長佐竹はチャーシューを作った。
「できたぞ!」
ラーメンが完成した。
「さあ、食べるぞ!」
店長佐竹はラーメンを食べ始めた。すると……。バタンッ! 店長佐竹は倒れた。
ラーメン屋さたけ ツチメイロウ @DoDo_Mellow
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