伽羅や白檀の香りとは、アレイスターさん、東洋系の文化にも興味お有りの方なんですね。
年長者だけあって、匂い一つ取っても知性が感じられるというか、幅広い見聞が感じられます。
シャンさんと並んでいると、さぞ華のある空間になっていそうです。
そして話の内容は国同士の不穏な流れに。
相手国からの留学生を、そのまま交換授業に送り返すとは、何か考えがあったのかなとは思ってましたが。
子供を政治の捨て駒にするとは、大人気の無い策略を取るものですねえ。
色々余裕の無いお国事情も関係しているのでしょうが……。
しかしサーカス相手は、どこの国も後手に回ってるといますね。
作者からの返信
こんにちは、濱丸様。
コメント頂きましてありがとうございます!
アレイスターの着ている衣服、所謂和風ロリータのイメージです。
私自身、可愛い服を見るのと詳しくはないのですがお香や香水が好きなので、日本を度々訪れることもあったという名前の元ネタとなった方の逸話も含め、アレイスターに引っ張ってきました。
並ぶ校長二人、片や赤いドレスに片や和風ロリータ。華やかながら凄い空間ですね…圧も凄そう笑
個人的に白檀の匂いが強くて「ヴェッ」となるので苦手なのですが、アレイスターにはこういうものも似合う女性であって欲しいなと思い、名前を上げました。
私自身はムスクとか、甘めの匂いが好きです。
さすがは現実味のある政治のお話を書かれる濱丸、お鋭い…交換留学生達の違和感にお気付きになって下さり嬉しいです!
元々はヨル=ウェルマルク出身のクロムとアイリス、自国民のマリー。情報を得るためならば多少の犠牲は付き物位の感覚ですが、今後自国を支えていく若い芽は育てていくべきではないかなと思います。
しかも王権争いの一環なので、尚更たちが悪いですね。
『サーカス』はいつ何をするか読めない嵐のようなものなので、二国間で協力体制をとれれば、少しは変わってきそうですが…上層部が大分腐敗してそうなシルヴェニティアは、まず国内をどうにかするのが先なような感じかもしれません。
交換留学生編は無事幕を降ろし、今後は文化祭の季節が近付いてきます。
ここは一年生のアリス達の盛り上がりなので、 引き続きお楽しみ頂けましたら幸いです。
細やかな視点から物語を読み解いて下さり、誠にありがとうございます!
匂いで人をあやつれるんですね。
名前を呼んだり「お願い」という言葉を使うことがキーになるのだろうか?
ノースコートリアが相当黒いということも分かりました。
でも政治的に腐敗していたとしても、魔法学校の先生のように状況が見えている大人もいる。
こうした存在が残っていて、しかも教育者であることは希望ですね。
作者からの返信
そうなんです。匂いは操りやすい土台を作り、後に行動を起こさせるためのトリガーでした。
匂いに慣れされるために、麗はかなり早い段階から匂い袋をアリスに渡していました。
匂いを切っ掛けに麗を思い出すことで、『お願い』されたことを行動するようになります。
ノースコートリア、昔のロシアやベラルーシ的イメージです。
アレイスターは、見た目はロリBBAですが、学院長としてふさわしいしっかりとした人物でもあります。
彼女を筆頭に国の状況がきちんと見えている大人もいるはずなので、教育現場は安泰かもしれません。
子供達にとっては幸いなことですよね。
改めまして、ここまでお読み頂きありがとうございます!
麗はかなりやり手の催眠術師ですね。
催眠は魔法ではないでしょうから、かなりその筋での見識が深い人物でないと完全に解くのは難しそうですね。今後の展開に期待です。
作者からの返信
海藻ネオ様、いつもありがとうございます!
海藻様お鋭い……汗
そうなんです。麗のこれはとあるキャラクターが後に解説してくれるのですが、魔法というよりは「まじない」に近いもの、いわゆる「魅了」です。
元々麗に対して好感度が高かったアリスなのですが、麗は万全を期して早い段階に匂い袋を渡しておき、魅了に掛かりやすい土台を作っていました。
この匂いをトリガーに、更に引き金となる言葉を口にすると命令を聞くようになります。
「まじない」は古くからある民間信仰のようなものなので、解除はそれ程難しくはありません。
トリガーとなる匂い袋を破壊するか、匂い袋をアリスから離した状態で一定期間が過ぎれば自然に解けますが、普段から持ち歩いていた所に麗の指示によって今まで以上に手放さなくなってしまったので……沼に嵌まっています。
ご期待に応えられますよう、頑張ります……!
改めましてお読み頂き、誠にありがとうございます!
コメント失礼します。
ここであの匂い袋が!?
お互いの贈り物がキーアイテムになっているの凄いです。
いい子のアリスを操ることに、なにか思うところの有りそうな麗先輩も実はいい子なのかな。
作者からの返信
ランドリ様、コメント頂きありがとうございます!
存在は時々匂わせていた(匂い袋だけに←)匂い袋に、ようやく出番が回ってきました。
渡してからが長かったですね…(遠い目)
アリスとシェリーは一緒に過ごす時間が長いので、言葉を交わしてお互いを理解していく形をとったのですが、アリスと麗は、今後の展開的に貰った物を通して相手と相手の感情を想像するようになっていくので、贈り物という形でキーアイテムを出しました。
「凄い」とのお言葉、ありがとうございます…!
麗も彼の姉の鈴麗も完全な悪ではないのですが、現在は目的達成のために暗躍しております。
麗はアリスを操ることに罪悪感を持ちつつも、彼女を大切に思う気持ちとやるべきことの間に挟まれて揺れています。
アリスと麗の関係を、どうぞ見守って頂けますと幸いです。
改めまして、お読み頂き、コメントを頂戴致しまして誠にありがとうございます!
全員でサーカスと共闘する、お話の雰囲気が別のものになりそうな気もしますが、でもはやく打倒して平和にしたいですね。
…そもそも、あんな簡単に脱獄を許さなければ。大人は駄目ですね。
作者からの返信
こんばんは、かつたけい様。
いつもありがとうございます!
そう考えると…何か恨みがあるのかというレベルで駄目な大人と、女々しい大人ばかり登場させているような気がします笑
例えば学校の生徒全員で共闘、という形までにはならないのですが、アリス達の学校生活の裏側で国絡み、宗教絡みといった話には発展していきます。なので本当に物語の後半からは大人達、アリス達で物語が同時進行していくような形となります。
元々アリス達の両親世代から因縁が続いているので…まさしく駄目な大人ですね…!
平和…いつ平和になるんだ…←
麗パイセンは裏で何か考えてそうですけど、表を見てもアリスを束縛するような発言でアリスがヤバい男に引っ掛かっちゃったような気がして不穏ですね。
作者からの返信
おはようございます、ベンゼン環P様。
拙作をお読み頂き誠にありがとうございます!
麗には何か画策していることがあるようなのですが、台詞だけ見るとただの束縛系男子ですよね笑
高校時代に二学年上の先輩と付き合っている同級生がいたのですが、相手の方の束縛が酷く、同級生の携帯に入っている異性の連絡先を全て消してしまったそうで…私は正直相手の方にドン引きだったのですが、同級生は「何人かは名前を変えてカモフラージュしてたから、消されてないよ!」とあっけらかんとしていて…したたかだなと、そう思ったのを覚えています。
アリスがそんなしたたかさを持っていれば良いのですが…果たして。