山から下りてくるもの
シンカー・ワン
帰りたい
気がついたら深い闇の中にいた。濃い緑の臭いが鼻を打つ。視線を上に向けると鬱蒼とした木々の隙間からわずかばかりの空が拝めた。雲が多く流れが早い。どうやら山の中、それも森に居る様だ。少し体を動かすと全身のあちこちが痛む。くそっ、なんだってんだ? どうして……こんなところに居るんだ俺は? 落ち着け。先ずは落ち着くんだ。それから記憶を辿れ、ここへ到るまでを思い出せ。……そうだ、思い出した。呼び出されたんだ俺は、あいつに、
山から下りてくるもの シンカー・ワン @sinker
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