大事な大事な愛娘を嫁がせると思いきや、
「妻の氏」
海太くん、やるねえ。
「かく言う僕も、声の震えるのを抑えられない」
「寂しいけど嬉しい」
離ればなれでもないのに、この感情。
輝一さんも久嬉代さんも、そして譲さんも。
自分の手から零れ落ちた寂しさのような。
お幸せに。
ああ、たしかに寂しいわ。
作者からの返信
@chukkichukichuki58さん、こんばんは。今日もコメントくださってありがとうございます。
海太くんはああいう性格なので素直に口に出すことは少ないですが、たくさんのことを考えてのことと思います。
もう誰も失わない。それが嬉しいけれど、既に胸へ落ちた寂しさは消えることがない。
そういう過去も、今も、未来も、>零れ落ちた寂しさ と言っていただいた中に含まれているのではないかなと思いました。
これからは、みんな幸せに生きていけるでしょう。寂しさから楽しいほうへ、またどこかで会えるといいですね。
完結おめでとうございます!
このみちゃんと海太くんは入籍しましたが、そこに譲さんがいても自然な空気感がいいなぁと思いました。
というか、譲さんが繋いだ二人ですもんね。他にはない、彼だからこそ得たポジションです。
茂部さんはモブと言いつつ最後まで存在感があってニヤリとしてしまいました笑
居場所があって、進むべき方向がある。
誰の人生にとっても、大事なことですね。
温かさの中に切なさもありますが、譲さんならきっと大丈夫です。迷いようもない看板を見つけたんですね。
すっと背筋の伸びるような、清々しいラストでした。
毎度言ってますが(というのも毎度言ってる)、物語が終わってしまうと寂しいですね。
今回もしみじみと大事なことが染み入ってくるお話でした。連載お疲れ様でした! ありがとうございました!!
作者からの返信
すずめさん、こんばんは。労いのお言葉、ありがとうございます。また今回も最後までお付き合いくださってありがとうございます。
前話へのコメントで譲さんの立場について言っていただきましたが、普通はかなりきつい位置ですよね。
だから当人も最後まで、居ていいのかなみたいなことを言っています。
でも譲さんは、そもそも人のペースに合わせようとして自分を見失いました。その答えとして、一つずつやれることをやっていくと決めた。
そういう心境に辿り着きました。
居場所と進むべき方向。見定めている時にはありがたみを感じませんが、ないとどうしようもなくなったりしますね。
譲さんも、今は迷わない。でもまた迷うかもしれない。だから誰も迷わない看板を作れるといいですね。
茂部さんは積極的にストーリーに関わってこないんですが、名無しでは難しいのでこういう名前になりました(笑)
毎度、惜しんでくださる言葉がありがたいです。もちろん読んでくださったことそのものも。
さらにさらに、いつもながら作者の私が「なるほど」と思うレビューもありがとうございます。
また読んでいただける、面白いと言っていただける何かを書こうと思います。
ありがとうございました。