「でも失敗って、無理に取り返さんでもええんじゃないですか。」
このくだり、リアルに今日の仕事トラブルから、一寸凹んでたので。
救われました。
ありがとうございます。
作者からの返信
@chukkichukichuki58さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
思いがけず、お役に立てたのなら良かったです。
おいしい物でも飲んで、食べて、ゆっくり眠ってくださいませ。
>でも失敗って、無理に取り返さんでもええんじゃないですか。別のことで、これでええってなれば。
これ、すごく大事なことですね。
私自身、若い頃は一つの失敗でずっと酷く落ち込んだりしたものですが、取り返しのつかないような致命的な失敗ってよほどないんですよね。
少し足の先がつまづいても、どこかに手をついて立ち上がれば、それで大丈夫。
譲さん、まだ20代なら全然いけます。
作者からの返信
すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
成功はたった一つしかないとか、この成功を逃せば取り返しがつかないとか、失敗はどんな過程もムダにするとか、あれこれ思い込みはありますよね。
このみちゃんの言うように、どこか別のところで違う価値のものを拾えばそれでいい。
私もなかなか気づけませんでしたし、気づいても悔やんだり落ち込んだりするのを避けられなかったりです。
譲さんより若いのに、よくこのみちゃんは悟っていましたね。
〉「どっちがええです? 僕はどっちも好きなんで、遠慮せんでええですよ」
ここ、ずっとあたためられてきた夫の台詞と同じなんです。ほっといたしました。初めてのデートでも、デパートの上で缶の飲み物を買ってきてはこう言ってくれました。ご飯作れないときも恥ずかしながら彼がカップ麺を買ってきてはこう言ってくれました。五十もとうに過ぎて、まだこれかとも思うのですが、優しさに甘えてしまうこともあってもいいかなと。二日も続けば自炊するので。今は病院ばかりいるので、かの広島から澄んだ空気を本作品からいただいております。また、このみさん、本当に愛らしいですね。こまいころなんて、もっともっと可愛がられて、ずっと見守られてきたからこそ情も深くなりますね。主に三名がゆっくりと動いていますが、心の中には負けてしまったことを抱えていたり、リアルなところも抉らず触れていると思いました。
作者からの返信
こゆきさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
誰かに物や気持ちを届けようとした時、これでいいのか不安になることがありますね。
今話のように二者択一の権利を相手に与えても、そもそもの二者を限定したのは自分なわけで、不安でしようがありません。
かと言って売り場まで自分で行って選べというのもあり得ませんし、譲さんの中でバランスを取れたのがこの言葉だったのでしょう。
優しさを与え、与えられることに年齢も性別も他のどんなカテゴライズも関わりないように思います。
親しければ親しいほど、優しさや思い遣りのない対話は、重ねるほどにつらくなります。
もちろん、そうせざるを得ない時もあるでしょうけれど。
このみちゃんは周囲から愛されて育った子みたいですね。
例外はあるのかもしれませんが、深く人を愛せる人は自分もたくさんの愛を受けた人だと思います。
お気づきいただけているか分かりませんが、物語は少しずつその辺りの詳しいところへ踏み入りつつあります。
ご自愛くださいませ。