第2話 部活やってるあいつの本音
「中学からやってました」
『そうなの!?大会何位くらいだった?』
大会で勝ててる前提なんだ?私は結構真剣に、なんなら人の3倍は頑張ってたけど成績残せてないんだよね笑自分ではしょうがないなって思えるけど他の人から言われるとやっぱ悲しくなるよね、。なんか、今までの努力無駄だったのかなって思っちゃう。あー、またマイナス思考でてる。ダメだな私笑。
「私がミス多かったせいだ、、。ごめんね。」
『そんなことないよ。ごめんね』
なんで謝るの?絶対に私のプレーに問題あったよ。あなたは悪くないんだから謝らないで。次の大会では迷惑かけないように練習するからね。って言えたら楽だよね笑相手の意見否定するみたいでそんなこと言えない。私のせいなのに、。ごめんね、うわ泣きそう。でもここで泣いたら責めるみたいになっちゃうよね、我慢しないと。とりあえず笑っとこう。
『大丈夫、できるよ!しっかり見とくからね!!』
「ありがとうございます!」
うわー、なんで先輩見に来んの?もちろん嬉しいけど、プレッシャー。変なフォームとか大きい声とか力んでる顔とかミスったとことか見られるってことだよね?恥ずかしすぎる。もしかしたら先輩同士で私の事笑ってるかも、。負けてから励まされるのも気まずいし。いやになってきたわ。
『先輩うまいんですね!』
「そんなことないよー。」
絶対お世辞じゃん。事実、私スタメンじゃないし。気遣ってるんだろうけど、私が自分で下手なのを再確認してちょっと悲しくなってそれが浮き彫りになるだけだよ。後輩に気を使われる先輩ってなに。
やっぱり私ってだめだわ。あーあ、なんかもう全部めんどくなってきたかも。
あんたが知らない私の本音 松崎ひなた @hinata7
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