私の愛する筋肉[KAC2023:筋肉]
神崎あきら
私の愛する筋肉
私は筋肉ムキムキマッチョに育てられたと言っても過言ではない。子供の頃に手にした伝説の漫画「魁‼︎男塾」は今でも心のバイブルだ。男塾に惚れ込んで何度も読み返した。おかげで私の理想の男の肉体は男塾がベースとなっている。
当時の少年漫画は今では劇画と言われる濃い漫画も多かった。「北斗の拳」しかり「ジョジョの奇妙な冒険」しかり、カッコ良いメンズキャラはガチムチマッチョだった。
当時、テレビの地上波で週に4回は映画(主にハリウッド映画)を放送していた。親が観ていたこともあり、洋画はよく観た。
その時にときめいたのはアーノルド・シュワルツェネッガーだ。シュワちゃんは当時人気絶頂で大作映画に次々出演していた。
中でも大好きなのが「コマンドー」だ。シュワちゃんの肉体美がノリに乗っていたのはこの時期では無いかと思う。
「コマンドー」で最高に漲る瞬間は離島に手漕ぎボートで上陸するシーンだ。あの時の大胸筋の躍動感たるや思わず見惚れてしまう。
そして、島に上陸してパンイチからの完全武装、鼻血もののカッコよさだ。
シュワちゃんのライバルのシルベスター・スタローンも忘れてはならない。スタローンといえばスリムで実用的な筋肉が魅力だ。
ハマり役は「ランボー」に「ロッキー」だが、筋肉成分補給なら「オーバーザトップ」を推したい。
主人公は息子との絆を取り戻すために全米アームレスリング大会に出場する。このアームレスリング大会のライバルたちは脳みそまで筋肉ではないかというくらい活気盛んで超ムキムキなのだ。
ラストの暑苦しさは秀逸でこちらまで息が詰まりそうなほどの熱気と緊迫感で襲いかかり、最後には謎の感動が待ち受けている。
ここに紹介したタイトルはどれもずいぶん古い作品だ。しかし、私の中で確かに生き続け、未だに輝き褪せない作品だ。
筋肉があれば何でも解決できる。筋肉を信じろ、筋肉は裏切らない。
私の愛する筋肉[KAC2023:筋肉] 神崎あきら @akatuki_kz
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
中国楽旅日和/神崎あきら
★19 エッセイ・ノンフィクション 連載中 7話
台湾楽旅日和/神崎あきら
★48 エッセイ・ノンフィクション 完結済 10話
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます