コンプレックスは悲劇をうむ。

筋肉質な体をもってうまれた主人公。
けれど、その体にコンプレックスを持つ主人公は、その体を変えようと手段を選ばずに奮闘する……。

コンプレックスのうむ悲劇を、短い中に悲哀たっぷりに描く本作。

筋肉にしても、それ以外の何かにしても、自分の中に沸々と沸いてしまったコンプレックスは、何かを壊してしまう。

“ありのまま”を評価してくれる誰かがいれば、こうも悲しいお話にはならなかったろうに、と思うと更に悲しい物語でした。