05 世界の向きを変えたもの

 自らの宇宙に戻ったカスミは、今日も一連の出来事をマキセに報告した。祖母の言葉を伝えてすぐに病室を辞去したので、オオノの様子は分からないと結んだ。

 守秘義務を締結したあの狭い会議室で、マキセが不可解そうに首をかしげる。

「どうしてそんなことをお訊ねになったんですか?」

「疲れていました。一体いつまで続くのか、先が見えないから余計に。好奇心もあったと思います。思いついてしまって、真相を確かめたいという欲求を感じました。最後の発言については反省しています。絶対に傷つけると分かっていながら言ってしまったので。でも疲れのせいで自制心がたわんでしまって、止められませんでした」

 内観を見つめた語り口が淡泊になるのは、カスミの悪い癖だった。つい客観視の強い表現を用いるので、学生の頃から「変わっている」と指をさされるのが常だった。社会人になってからは、極力自己表現を抑制することでレッテルを回避した。

 いまカスミが相対する相手は、地方の小さな社会の構成員ではない。世界の暗部に触れる国家公務員だ。職業柄、珍しい毛色の人種に会うこともあっただろう。それにマキセはずっとカスミに気遣いを向けてくれていた。指摘の体裁をした村八分のようなラベリングはしないだろう、という期待という名の甘えを持った。幸いマキセはカスミの望みを叶えてくれた。あるいはカスミ個人ではなく、職務への忠実さを優先しただけだったかもしれない。

「真相、というのは?」

 マキセの問いかけについて、カスミは少し考えた。長くなりますよと忠告したところ、構わないと容認された。目論見が外れたカスミは、崖の淵に追い詰められるミステリードラマの犯人の気持ちになりながら、もう一つ弁解を試みる。

「オオノさんの、かなり個人的な領域に踏み込みますが」

「ホリエさん、私にはすべての記録と報告の義務が課せられています。それに、そもそも彼が家族に会いたいと言い出したのが事の発端なのですから、プライベートかどうかなど今さらです」

 ひたりと見据えられて、強く言い含められた。どうにも〈こちら〉のマキセはオオノに手厳しい。二つの宇宙を巻き込んだ責任をとれ、という気概があった。〈あちら〉のマキセがオオノに忠実で、終始呼吸を合わせてばかりなので、ことさら鮮烈に映った。

 カスミはオオノに対して、嫌いという程度には至らずとも、悪感情に片寄っていた。〈こちら〉のマキセに波長が近いのだ。彼女の言い分が抵抗なく染み入ったので、オオノへの配慮は脇に置き、最初からていねいに説明を始めた。

「事故調査報告書によると、亡くなった私の曾祖父は、車と接触する直前に祖母を抱き上げて、両腕で囲い込んだそうです」

 カスミが祖母の事故に興味を持ったのは、祖母が亡くなって数か月経った頃だ。喪失を埋めようとする精神の働きの一環だったのだろう。幸いというべきか、調べるのは簡単だった。事故車両が営業用の事業車両として登録されていたため、安全委員会の規定に則って、調査報告書がインターネット上に公開されていたのだ。検索すれば一般人でも閲覧可能だった。祖母の名前とおおよその年代ですぐに該当記事の詳細に行き当たった。

「祖母を守ろうとしてのことなので、当然、曾祖父の体は、暴走車に背中を向ける体勢になります。クルマはそのまま直進して、曾祖父と祖母をはねました。接触したのは、曾祖父の腰椎から右の骨盤にかけて。腰から太ももの中ほどまでの面積です」

「乗用車ではなさそうですね」

 さすがの洞察だ。カスミは「はい」と首肯した。

「ワンボックスのライトバンでした。車はそのまま民家のブロック塀に激突し停車。曾祖父は祖母を抱いたまま、押し出されるように左側へ跳ね飛ばされました。曾祖父は地面と激突する瞬間、祖母を守るために体の向きを変えたようです。自分の体のことは二の次だった。結果、頭から着地してしまった。曾祖父の死因が脳挫傷だったのか、脊損だったのか、はっきりしていません。どちらにしても即死だったと記載されていました」

 痛ましい事件だ。眉を曇らせるマキセを見て、資料を見つけた当時と同じ感情を読みとったカスミは、次の説明に移った。

「〈あちら〉の宇宙の事故状況も同じだったそうです。でも生き残ったのはオオノさんで、亡くなったのが娘さんでした。事故の後、彼がどんな人生を送り、〈こちら〉に接触したのか、私よりもマキセさんが詳しいかと思います」

 マキセの首肯には同意があった。オオノがどのように〈先方〉の中央政府を説得し、〈こちら〉の政府を納得させたのか。どのような取り引きがあったのか。それらはこの場には不要だ。カスミは一切触れず説明に徹した。

「オオノさんは、たくさんある宇宙のどれかに、亡くなった娘が生きている世界があるんだと想像して満足するべきでした。ですが彼は会いたいと願ってしまった。そこに大きな誤算があったんです」

「娘さんは病気で亡くなっていた……」

「いいえ、オオノさんが見つけた宇宙が、事故が起きなかった世界ではなく、事故が起きて娘さんが生き残った世界だったことです」

 マキセが首をかしげた。それのどこが誤算なのか、と言いたげだった。彼女の感覚は実に自然で、まさに当時のオオノの再現とも言うべきだろう。誤算と気づかない程度の差異だったからこそ、彼は深く追求せず、また自身の寿命が迫っていることもあって、発見したこの宇宙にコンタクトをとったのだ。

 一見すると小さな瑕疵について、カスミはここが大切なのだと強調した。

「考えてみてください。まるで同じ事故だったんです。時間、場所、登場人物の性別から年齢、関係性にいたるまで」

 宇宙が複数あるがゆえの再現。ブレーンワールド仮説が立証されなければ不可能だった、真の意味での同一。

「寸分たがわず同じ現象が起きたのに、結果はまるで正反対だったんです。なぜこんなことになったと思いますか?」

 あのとき。幼い娘の歩調をわずらわしく思い、曾祖父でありオオノでもある人物は、小さな体を抱き上げようと脇の下に手を差し入れた。そして甲高い音が響いた。悲鳴も上がっただろう。首を動かすと、暴走車が向かってきていた。パニックに陥りながら、この瞬間、オオノ傍点の思考は生存本能で埋められた。――死にたくない。生物として当然の反応だった。一拍遅れて娘を抱き上げ――

「間に合わなかったのではありませんか?」マキセは難なく結論に達した。「危険を察知して実際に逃げるまで、実際の時間はかなり短かったはずです。せいぜい数秒程度でしょう」

「そうですね、オオノさんもそんな認識だったと思います。誰の眼にも明らかな不幸な事故によって幼い子どもを亡くした。事故の引き金となった人工知能の故障を、その場に居合わせてしまった不運を呪うこともあったでしょう。誰にでもある後悔です。オオノさんはその誰にでもある後悔を糧に宇宙の謎を解き明かし」

 カスミは目を伏せた。

「出合ってしまった。事故が起きても娘が生き延びた世界に。そして気づいてしまった。正反対の事象を確定した分岐点が何だったのか。あの事故の瞬間、守る余裕がなかったのではなく、その余裕を、自分が消費してしまったことに」

 ひゅ、とマキセが息をのんだ。

「それは……」狼狽をにじませながら、マキセは食い下がった。「仮にホリエさんの推測が当たっていたとしても、とっさの、自分の命も危ない場面で、的確に動ける人間は多くはありません。右に逃げるか左に逃げるか判断するだけでも、体が硬直することはよくあることです」

 マキセの主張は正論だった。カスミも異論なく認めた。

「おっしゃるとおりだと思います。そもそも祖母が生き残ったのは、ただの偶然の産物かもしれません。それぞれの宇宙で生じた、それぞれの結果が、オオノさんの殺意に満たない故意の証明にはなりえません」

 仮にオオノの意志が祖母の死亡を決定づけたのだとしても、彼の行いを犯罪とする刑法はない。殺意ではないし、未必の故意というには積極性に乏しい。ただ、とっさの判断が遅れただけなのだから。

「でも彼にとって問題はそこじゃないでしょう。彼は天才であっても、極端な善人でも悪人でもありません。過失というには恣意的な迷いをいだいてしまったことを」

 ――この子が、いなければ。

「オオノさんのような普通の人は、大なり小なり、罪の意識を感じると思います」

 マキセは無言だった。痛ましそうな表情は、オオノの心情をおもんぱかっていた。

 カスミは眉ひとつ動かさず、推論を重ねた。

「事故を事故と認識する一方で、彼は自分の心の動きを無自覚に察していた節があります。でも無意識ですから、認識と真相に齟齬が生まれます。常に心にある漠然とした不安から目をそむけるため、周囲に対して高圧的な態度をとるようになり、徐々に彼の性格として板についてしまったんでしょう。祖母の言っていた父親像とかけ離れてしまったのは、そのためです」

 カスミの前職の他部署に似たような上役がいた。彼の不安は恵まれない容姿に起因していた。自信が持てず、心の端に常に猜疑心を持っているため、発言にとげがあったのだ。周囲の人間は彼を煙たがって避けていた。たしなめる、なんて面倒を引き受ける親切な人間もいなかった。そのため彼はますます増長し、煙たがられて、と悪循環におちいった。

 オオノが同じ循環機構に組み込まれなかったのは、彼が偉業を成し遂げたからである。金や権力を前にすると、人間は多少の嫌悪を飲み込むものだ。

「事故のあと彼が膜宇宙仮説の立証に躍起になったのも、亡くなった娘さんを想う感情の下に、自らの行いから目を背けたい思惑があったのでしょう」

「自己防衛の一種ですね。リストカットのような。方向性としてはずいぶんと前向きですが」

「無意識とはいえ逃げている段階で、前向きと呼ぶことに疑問があります」

「ホリエさんは手厳しいですね」

 子どもをなだめる調子で苦笑されてしまう。カスミは少し座りが悪くなった。いくら相手が寛容な国家公務員でも、本音をこぼしすぎたと反省した。

「オオノさんを批判して反感を買ったでしょうし、もう声がかかることはないでしょう」

 長らく偉人とたてまつられて、傲慢は彼の性質に馴染んでしまっていた。カスミの指摘は自尊心にさぞかし響いただろう。

「ホリエさんは、それでいいんですか?」

「私ですか?」

 カスミは目を丸くした。自分に鉾が向くとは思っていなかったのだ。マキセが何を指摘しているのか、見当もつかない。穏やかにマキセが続ける。

「オオノさんの行動は褒められたものではありませんし、平穏に生活していたあなたが巻き込まれて、いきどおるお気持ちも分かります」

 憤る? 自分は憤っているのか。カスミは内心を見つめる。

「でも、言い過ぎたと思っていらっしゃるのでしょう? オオノさんの秘密を無遠慮に暴いてしまったことを、謝罪しないままでいいんですか?」

 彼女の老婆心はカスミの青臭い反感を買った。が、マキセのまなじりが猫でも見るかのようになごやかだったため、いきり立った反抗心は拳を振り上げることすらできなかった。

 言葉が喉で詰まるこの感覚は、図星をさされたときの反応の一つだ。眉根が寄り合い、唇がへの字に曲がる。カスミは自他の心の機微に敏いたちだが、身から湧き出る感情や表情の制御は未熟である。全身の挙動や顔色を媒体にして、心がすくむような葛藤がマキセに伝播した。

 マキセはカスミの感情に触れて、過去の自分を思い起こしていた。まだ十代だった頃、親友とけんかをした後悔の場面だ。いまのカスミと同じようにマキセの言い過ぎが原因だったのだが、マキセとしては友人を思いやったつもりのひと言だったので謝罪も撤回もしなかった。良好だった関係は冷えきった。彼女以外の友だちが多かったこともあって学校生活に支障をきたさず卒業を迎えた。あのできごとはいまでもマキセの中で凍ったままだ。

 若葉色の思い出がカスミの姿に重なった。マキセの胸の底から、若い頃の自分を見ているようなほほえましさと、誤ったまま進もうとしているもどかしさが、こんこんと湧出していた。どうすればよいのか硬直したままの後輩に、知恵と助言を授けたい衝動に駆られるも、それではいけないと思いとどまって喉元まで出かかった言葉を止める。

 説教するのはたやすい。謝罪すべきだと語ればよい。だが一番大切なのは、謝罪しようと最初のひと声を出す瞬間に振り絞られる、あの勇気なのだとマキセは考えた。自分で決断をして、自分で行動を起こす、あの一瞬の経験に価値がある。

 ではどうすればカスミの自発性をいざなえるのか、ひとしきり考えて、マキセは思い出の力を借りることにした。机の端に置いた書類を滑らせて、カスミの前に差し出した。

「〈先方〉から送られてきたメールを印刷したものです。あなたに渡して欲しいと記載されていました。どうぞ中をあらためてください」

 なにがしたいの、と顔に書いたカスミは、おずおずと手を出して書面をめくり、はっと顔色を変えた。

 一枚目は、肉じゃが。二枚目は、だし巻き卵。グラタン、ハンバーグ。

 曾祖父が編み出して、祖母が作って、カスミが食べた、あの懐かしい味たちのレシピだ。

「私はお会いしたことはありませんが」マキセが優しく笑った。微笑みには深い慈しみがあった。「カスミさんのお祖母さんはきっと、お二人が仲互いされたままなんて望まないと思いますよ」


 自宅にもどったカスミは代り映えのない日々を繰り返した。一人住まいの居室に身を置いて、心を落ち着けた。

 日常のふとした時に考える。マキセと出会って以来、カスミはずっと目に見えない力を浴びていたのではないか。それはオオノの宇宙を越えたわがままであり、〈あちら〉と〈こちら〉の政府の権威だった。抑圧に疲れたカスミは、最悪なかたちで祖母の遺言いごんを告げる。苦しみから逃げるためだ。それに、自己顕示欲があったことも否めない。自分は、威力を傘にするオオノの秘密を知っていると――、世紀の証明を果たした陰で我が子を見捨てた彼よりも、まっとうに生きている自分のほうが、人間的に〈上〉であると主張したかったのだ。

 これでは結局、周囲に対して威圧的だったオオノと同じだ。血は争えないと内心で自嘲する。それからカスミの思考はオオノへと飛んだ。秘密を暴かれた彼はいまごろ、カスミが感じていたような息苦しさにさいなまれているのだろうか。

 受け答えがはっきりしているので勘違いしそうになるが、彼は百歳を越えた寝たきり老人である。食事は流動食で、起き上がるにも介助が必要だ。矍鑠かくしゃくとした様子を保っていられるのは、〈先方〉の発達した医療と社会保障制度のおかげ。もしも彼が〈こちら〉の住人であれば、老衰という見立てでとっくに鬼籍に入っていただろう。

 娘を失った悲しみも、長く心に居座った不安も、彼の心と神経を疲弊させたはず。その期間、実に八十年。カスミが生まれて今日までの、三倍以上の時間である。もう十分、罰を受けたと言えるのではないのか。

 マキセの言葉が頭をよぎる。――お祖母さんは望まないと思いますよ。

 祖母の微笑みが、優しい目元が、味わった料理の数々が、思い出される。

 そうしてカスミの心がやわらぐ頃、再びマキセから連絡があった。オオノが面会を申し入れているらしい。しかし装置を起動するにはタイミングが悪く、再会にはひとときの時間が必要だとも告げられた。

「ホリエさんが嫌だとおっしゃられるのであれば、お断りすることもできますよ」と言い添えられたが、カスミの心は決まっていた。


 半年ぶりに顔を合わせたオオノからは、闊達かったつとした雰囲気が失われていた。影を背負い項垂れている。心なしか髪も薄くなった気がする。

 オオノは、これまでとは違って、人払いを求めた。マキセが難色を示すも譲らず、いくらかの問答のあと、病室にはオオノとカスミが残された。

「すまなかった。本当に、すまない」

 ベッドに座ったまま身じろぎもできない老人の謝罪は胸に染みた。こんな人に頭を下げるのか、と最後の最後までカスミを引き留めていたプライドのようなものは一瞬で溶けた。老輩をひざまずかせているようで、とても気まずい。よぼよぼの年寄りに、なんてことをさせているんだろうと後悔もした。

 カスミは彼の枕元に寄り、床に膝をついた。今までで一番、近い距離だった。

「謝罪しなければならないのは私です。心無い言葉をぶつけてしまって、本当にごめんなさい」

 枷が外れて明らかになった感情は、申し訳なさでいっぱいだった。心から素直に、自分が悪かったのだと反省する。祖母のことを責めるにしても、もっと他に言いようがあったはずだ。自省に震える老爺の声を聞いて、自分が、使ってはいけない武器で彼を最大傷つけたのだという自覚が芽生えた。

「いいや、君が正しい。私は君が指摘した通りの人間だ。あのとき、私は魔が差して、迷ってしまったんだ」

 すまない、すまない……。老爺の目から涙が零れ落ちた。病室に差し込む光が雫を煌めかせた。

 感情というのは厄介だ。時に明瞭性を欠き、制御がきかず暴走することがある。

 カスミは権威を押しつけられる窮屈さと、傲慢な自己顕示欲を引き金に、コミュニケーションを間違った。

 オオノは、あれは事故だったと正当化する自分と、故意から目をそむける自分との複雑な攻防によって気持ちを乱した。

 そして彼はいま、過ちを認め、己を正そうとしている。並々ならぬ決意だ。自分を曲げる強さがなければできないことだと思った。だってカスミの前職の上役は、それができずに社内で孤立していたのだから。

 カスミはここで初めて、彼のひ孫であることに、誇りを見いだせた。

 くもりが取り払われた両目で彼を見据え、謝り続ける彼を自責の念から開放するにはどうしたらいいだろうと考える。八十年苦しんだ。もう許されて良いと思う。許しを与える役割は、本当なら祖母にあるけれど、この場にはいない。ならばせめて、カスミが代理を引き受けなければならないと思った。祖母の、この曾祖父の唯一の血縁である自分にしか出来ない役目だと。

「あなたの娘さんの代わりに、生まれてくる予定だった〈こちら〉の宇宙の私の代わりに、あなたの謝罪を受け入れます。もう贖罪はもう終わったんです。これからの人生を大切にしてください」

 オオノが、半ば茫然とした目つきで視線を上げた。

「君は、私を許すというのか……?」

 彼に注ぐ慈悲が彼の心身を回復してくれますようにと祈りを込めて、カスミは微笑んだ。

「もしも他の宇宙で同じことが起きていたとしても、すべての宇宙の私は、同じ選択をしていると思います」

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