一生を共に過ごしたいと誓ったところで現実はそんな誓いすら許さない。高齢化社会というものを改めて考えさせる一作である。その時が来たらどうするのか。読みながらそのことが頭に浮かんだ。老人の泣き声がどこからともなく聞こえてきそうだ。