第7話

「あれ崇元さんと広嗣さん!こんな時間にどうされたんですか?」

「お〜凛か。いやなに仁の様子を見に来たんだ。仁は?」

「わかりました!仁さんならお部屋にいますよ!」

「ありがと」

「いえっ」

と言いながら奥へと言ってしまった。

「ふっ仁も可愛いやつに好かれたな」

「そうだなただ仁はそれに答えるかな?」

「知らんわい。わしゃ仁ではないからな」

「そゃーな」(気にしてるくせに)


コンコン……ガチャ

「入っていいぞ」

「悪いなこんな時間に」

「おい!まだいいよって!え、崇元と広嗣?なんで」

「いやなに今後どうするんかなと」

「あーそれか。ちょうどいい2人と話を合わせたかったところだ!テキトーに座ってくれ」

「すまんな」「助かる」




――フィリピンにある工場

「おい!早く働け!」

この怒鳴り散らしているのは大黒の子分である。もちろんこいつらは大黒会が無くなったなんて知らない。

「失礼。」「誰だあ貴様ァ」「侵入者だ」「お頭知らんやつらが」等…

「うるさい。死ね」

一瞬にして工場は静まり返った。

「大丈夫でしたか?みなさん!」

「Salamat」

「よし!ではみなさん今日からは決まった時間に働きメリハリを付けましょうね!」

「「Salamat」」


「全く人の使い方がなってないよ!そう思わないかい?亜蓮よ」

「友利の言う通りだよ」

「まあこれで仁くんに良い報告が出来そうだ!他のとこも上手くいってるといいな」

「そうですね」


――東京港区 高級マンション

「これが俺が考える未来図だな」

「「おお」」

「そのためにみんなには無理してもらう場面もあるかもしれない。」

「なに今更だろ」「せやな」

「ありがとうとりあえずは資金面の確保が必須だな」

「それは大黒から貰ったのだけじゃ足りんのか?」

「いや正直かなり儲かってる!だが金はあって困るものではない。そこでだ!今友利と亜蓮たちにフィリピンの江藤組所有の薬製造工場を襲わせている!」

「ほーん。」

「崇元にはこれから国内にあるお店を管理して欲しい!広嗣にはシャブとかうちで扱ってるものの販売をお願いしたい」

「うむ。任せろ」「了解」

「よし!難しい話は終わり!酒飲も」

「なら凛と蓮も呼んでやれよ」

「う〜ん。そうだなそうしよ!」


ガチャガチャ

キッチンにて崇元が酒を準備してると

「あれもう用は終わったんですか?」

「あぁ今から飲むが凛も一緒にどうだ?」

「いいんですか?」

「あぁ仁もおっけーしてくれたしな」

「まぁ!蓮も呼んできます!!」

「そうだな」

凛は走って蓮を呼びにいった。


「お待たせしました!」

「おう!テキトーに座ってくれ」

「はい!」

凛と蓮が座ったのを確認して、

「じゃあかんぱ「プルルル」ちょっとまって」

「どうした?」

「任務完了しました!」

「そうか。ありがとう」

「いえいえ〜私はそちらに戻りますがよろしいですか?」

「あぁ気をつけてな」

「はい!それでは!」プッ

(凛:女性の声がした。。)

「では改めて乾杯」「「「「かんぱい!」」」」


――フィリピン薬製造工場

「仁さんにありがとうって言われちゃった」

「よかったな友利」

「うん!早く帰る準備しなくちゃ!ちゃちゃちゃ」

「………」(仕事は出来るのになあ笑)


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