第4話 続・模擬戦

「どうする一応まだ模擬戦中だが」


後のことは後で考えればいいか


「そんなの決まってますよ続けますよ、借りはすぐに返さないと利子がつきますから」


「そうか、分かった審判に言っておく」


なんだかんだ優しいよな佐藤先生って


『もう一度仕切り直します、両者準備は出来てますか』


ふっハッハッハッハッはー面白い顔になってるぞ伊勢


「はい」


「はい」


何ださっきまでの腑抜けた声じゃなくなってるな、さっきまでの余裕な顔はどうしたんだ見た目が変わるだけで怖気付いたのかちっちゃい男だ


『では、レディーファイ!』


開始と同時に俺と伊勢は突っ込んだ


「どうせ見掛け倒しなんだろ!」


「そんなの力比べで分かることだ!」


そう言って拳と拳をぶつけた結果


「イテェー!」


伊勢の腕ごと折れた


「痛くないぜ俺は」


そのまま伊勢に近寄る


「近寄るな!」


そう言って腰に刺さっていた剣を抜いた


「俺に剣が効くとでも」


俺自身この体に剣が効くのか分からなかったが虚勢を張ってみたら震えて剣を落とししゃがみ込んだ


「やっぱり小さい男だ、借りは返させてもらうぜ」


「待て!ちょっと待て!」


伊勢はどんどん後退りしていくと共にこっちも近づいていく


「くらえ『普通のパンチ』」


「うわー!!!」


パンチは寸止めにしたが伊勢は失禁しながら気絶した


『勝者大門武丸』


その掛け声と共に歓声が上がった


あースッキリしたでもまだ言いたい事がある


「おい外野の野郎ども!よく聞け!俺はこのまま!この学園でいやこの世界のテッペンに立ってやる!一昨日きやがれ陰口しか叩けない小さな人間共が!」


そう言って舞台から捌けていった

するとさっきまでの歓声が嘘のようにブーイングに変わった


あーとんでもなくスッキリしたぜ


だんだんと角と赤黒い肌が人間に戻ってきたのを感じたすると力が抜けて倒れそうになると黒神に支えられた


「来てたんだな」


「私はますます武丸に興味がそそられる」


ほとんどなんて言ってるのか聞こえない


「あっそちょっと眠るぞ」


「好きにするといい」


そして黒神に支えられたまま眠りに落ちる










  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

最強鬼神の力であっという間に無双中 熊の蹄 @yuuyou8192

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ