第90話 いたずらを仕掛ける気分

 朝日新聞の運営する本のサイト「好書好日」の人気コラム「小説家になりたい人が、なった人に聞いてみた」が、11月8日に更新され、すばる文学賞を受賞した大田ステファニー歓人さんが取り上げられています。


 インタビューの中で、進学した大学で作家の関川夏央さんのゼミに入り、「自分の死亡記事を書いてみて」などの課題に取り組むうちに、書く面白さに目覚めた――という風に書かれていて、単純なわたしは『おもしろそう!』と思ってしまいました。


「死亡記事」というのが、非日常的で良いし、普通ならお目にかかれない自分の死亡記事を自分で書くというのにも心惹かれる。課題の狙いがどこにあるのか、確かなことは分かりませんが、普段は意識しない自分というもの(生い立ちとか、やってきたこととか)を客観的に捉えるきっかけにはなりそうです。


 で、書いてみました「わたしの死亡記事」。


 ただ、書くことができたのは「カクヨム作家の藤光」の死亡記事であり、ほんとうののことではないため、やけに薄っぺらい記事になってしまいました(笑)ほんとうの自分の死亡記事を書くとなったら、もっと読む人に「ふーん」と思ってもらえるようなものが書けたかもしれませんが。


 それでも自分の死亡記事を書くって、読む人にいたずらを仕掛けているような気分で楽しかったですよ。作家って、いろんなことを考えているんですねえ。。。


「わたしの死亡記事」

https://kakuyomu.jp/works/16817330666665096654/episodes/16817330666665309141

 

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