最初の一文って悩みますよね。書いては消して、書いては消しての繰り返し。ただ気持ちを言葉にするだけなのに、それが一番難しい。ラブレターなら尚更です。初めてだからこそ、何をどんな風に伝えたらいいのか分からない。そんな想いがゴミ箱に溜まっていく。素敵な「ぐちゃぐちゃ」でした。
見事に「ぐちゃぐちゃ」の山に表現されていました深夜のノリのポエムワードもいいですけど……私としては、最後にたどり着いたシンプルかつストレートが実は一番難しいんじゃないかなとがんばれ! 中学生女子!!
人生初のラブレター。実に淡く幼いお話ですが、読者はそこに何を感じるか。貰う側はともかく、送る側の苦悩は果てしない。何が最適解か答えなどないでしょう。実体験かは読者の想像の範疇として、作品の捉え方は様々ありそうです。共感する方や、あるいは苦い思い出が甦る方もいそうです。ちなみに私は、素直に笑いました。端的に記すと――いえ、読めば分かるかと(笑)