面白かったです!
活版印刷が稼働し始めた、ルターが生きていた頃を題材にした作品は、日本ではこちらが初ではないでしょうか?
悪魔と少年の軽妙な会話にルターの主張が絶妙にからんできて、宗教改革の足音が聞こえました。
素敵な作品でした。
ありがとうございました。
作者からの返信
亜咲加奈さん
初めまして。
お読みいただいた上に、時代背景と作品の要所を的確に伝えてくださる素敵なレビューコメントまで、ありがとうございます(*^^*)
>日本ではこちらが初
そうなのでしょうか!?
ネット小説界の片隅で、実はそんな挑戦的な作品を書けていたとしたら、大変嬉しいです♪
あまり日本人には馴染みのない時代背景かなあと思っていたので、深く読み込んでくださるコメントをいただき、とても励みになりました。
こちらこそ、ありがとうございます!
相変わらず凄い……。
中世後期のドイツが舞台ですよね。
中世後期のドイツのことなど、何も知らないのですが、作業場の年季の入った柱や薄暗い天井の梁、そして、そこに潜むティルが目に浮かびます。
そして、それが自然に、ああ中世後期の異国なんだなと入ってきます。
そもそも、「ぐちゃぐちゃ」のお題から、この世界が出てくる、こよみマジックは、底が知れません^^;
いつも思うのですが、引き出しの数が尋常じゃないですよね^^;
そして、その先を想像させる終わり方^^
とても楽しめました♪
作者からの返信
イルカさん
お読みいただき、ありがとうございます^^
16世紀って中世と近世が入り混じった面白い時代で、一番好きなんですよ。あまり詳しくないよーという方に、どうにかこの面白い雰囲気を伝えられたらと思っていたので、映像を思い浮かべてくださってとても嬉しいです!
「ぐちゃぐちゃ」、イルカさんは何書いてらしたっけと覗いてきたら、コメント欄で私が泣いてました。あ、うん。異星人のやつね。うんうん覚えてるぅ( ;∀;)
イルカさんのホラーの引き出しもハンパないっすww
うわー。読んでなかった。
相変わらず、こよみワールドは凄い。
広く深くという感じです。
私の祖父が新聞の活版印刷をしていた人でした。仕事場には行ったことがないのですが、ユニークで優しいじいちゃんのこと、「ルンペルシュティルツヒェン」が悪戯しに出てきても、「まあまあ、そこで待っとき。後でなんぼでも遊んでやるけんの」と笑って言ってたかもしれません。
定年後も、毎日新聞を隅から隅まで全部読み、読めなくなるとラジオで。死ぬまで勉強家の祖父でした。懐かしく思い出すことができました。ありがとうございました(*^^*)
作者からの返信
緋雪さん
こよみワールド歴史ゾーン・ドイツエリアへようこそ!ヾ(≧▽≦)ノ
大切なおじい様のことを思い出してくださって、嬉しいです♡
新聞の活版印刷とは、すごい! 今に繋がる出版界の、黎明期を支えられた方だったんですね。
悪魔に悪戯されても「おやおや」と動じない、優しい笑顔の老紳士の姿が見えるようですよ……!
死ぬまで勉強家。なんて素晴らしく、憧れる人生でしょう✨
二~三世代ほど前の時代を生き抜いてきた方には、そういう立派な御仁がたくさんいらっしゃるように感じます。
そういう方々が今の豊かな日本を作り出してくださったんだなあ。
懐かしい思い出を教えてくださって、ありがとうございました。
日本の活字拾いの現場にも、こんな悪魔(妖怪?)がいたかどうか、聞いてみたかったですね(*^▽^*)
これはいいファンタジーだ!
みんなを悩ませる『ぐちゃぐちゃ』が聖書や悪魔へ姿を変えて、誰一人辛い思いをしないでまるっと輪っかにしたようば御伽噺。
ルンペルシュティルツヒェン。こういうドイツ語の響きはファンタジックで素敵ですね。ポルターガイストもドイツ語でしたっけ。いたずら悪魔の名前としてはぴったりな音の響きですね。
作者からの返信
鳥野辺さん
お褒めの言葉、とっても嬉しいです!
ルンペルシュティルツヒェンは、グリム童話の『金をつむぐ小人』にも出てくる悪魔で、お気に入りだったので使いました♪
童話では名前を当てないといけない展開になるんですが、こんなのヒントあってもわからないですよね(^^;
検索してみたら、仰る通り、ポルターガイストもドイツ語由来でした!
お読みいただき、ありがとうございます(^○^)
うふふ、私はあれ思い出しました。
宮沢賢治の銀河鉄道の夜。
ジョバンニがバイトしてたなー。
一本ずつ活字を箱枠に集めていくとこ。
登場人物、みんな猫のアニメ、大好きでした。
作者からの返信
ねこさん
わかりますわかります。
猫の銀河鉄道の夜、かわいいだけじゃない雰囲気が私も大好きでした!
さすがねこさん、猫モノを網羅してますな~☆
活字使った味のある印刷で名刺とか作ってみたいです。
うわー、活字ぐちゃぐちゃ! 悪夢です。
大学のとき和文タイプで文芸誌作ってました。和文タイプが不安定なところに置いてあったので、みなよく活字箱をひっくり返すんですよ(>_<)
そんなわけで、このぐちゃぐちゃは正に悪魔の所業です。思わず悲鳴がでてしまいます。
ホント、鐘古さんの引き出しはいくつあるんだろう……(^.^;
作者からの返信
柴田さん
和文タイプですか!? わあーレトロさにロマンを感じてしまいます(*´▽`*)
しかし、ひっくり返した当事者たちは阿鼻叫喚でしょうね。〆切が迫っている時なんて特に(笑)大学にも悪魔が棲んでいたのかもしれませんね♪
引き出しの数と言えば、文学からデータ分析まで自在に操る柴田さんには到底及びませんよ; 実際にいろいろと経験して、技術をお持ちの方はすごいです!
お読みいただきありがとうございました^^
ルターと来て、思わずヤン・フスのことが頭に浮かびました。どちらもほぼ同じことを云ってたような気がしますが、ほんのちょっとの時代のズレで結果が変わってしまったのだなあとあらためて思いました。
いや、それにしても、数日でお題に沿って書かなければいけないというお祭りへの出品で、これがでてくるとは……! じっくりと吟味された食材を、選び抜いたスパイスで調理したかのような食べごたえのある一品は、まるでファストフードの並ぶなかにぽつんと三ツ星レストランのテイクアウトがあるみたいで……! えっ、これ、ここに並べといていいの!? って感じがします(@@; やっぱりこよみさん、只者じゃない……!
作者からの返信
千弦さん
お読みいただきありがとうございます!
ルターとヤン・フス、そしてカルバンとかも、日本人からするとみんなまとめてプロテスタントでしょって思っちゃいますよね。
傍から見るとすごく些細な違いで熱くバトルしているので、みんな一生懸命生きてたんだなあという感じで、当事者はものすごく大変だったでしょうけども、宗教改革の時代が私は結構好きなんです♪
歴オタが手持ちのカードを切っただけで、そんな大層なことではないのですが、三ツ星だなんて嬉しいなあ(*^^*) どうぞお持ち帰りくださいませ☆
はじめまして、企画から参りました。
活版印刷機に使う字体の並びをぐちゃぐちゃにするなんて・・・
それは確かに悪魔ですねw
私も今回のお題のぐちゃぐちゃについて料理で書きましたが
活版印刷機・・・思い付きもしませんでしたw
発送が柔軟ですねw><
作者からの返信
阿々藍鳥さん
はじめまして。お読みいただきありがとうございます!
活版印刷機の発送……きっと高額……いや発想ですねきっと。
誉めていただけて嬉しいです(≧▽≦)
お料理は、いろんなバリエーションがありそうですね。私はかえって迷ってしまいそうです;
編集済
今日も今日とて
お昼休みに Grüß Gott!
土曜勤務のてるるにございます。
さて、ぐちゃぐちゃ悪魔のレビューをしようかと
つらつら書き留めていたんですが
私が今書いているお話がですね、昔ながらの七五調でして。
ついつい講談ちっくになってしまうのですよ。
現代文が書けないわけじゃあないのですが
『たひらけ』に引きづられてる状態です。
そこで昔風味に獨逸やら伯林やらと書いたところ
さてリューゲシュタットをどうすべぇ。
「嘘の街」「偽の街」じゃあ変な伏線かと思われそう。
「架空の街」か「虚構の街」か。
……「リュージュの街」?
考えた途端却下しました。
『揉め事が起こるとマイン・リュージュに乗り込んで
華麗なコーナリングとスピードを競って
白黒つけようとする親方さんズと
フライパン抱えてそれを見下ろす女将さん』の図が
脳内を駆け巡りましたので。
総天然色で。
はい、ラピュタのアレです、ええ。
このなんとも言えない“コレジャナイ感”を
是非とも味わっていただきたく
呼ばれもしないのにデリバリって参りましたのことよ。
ともかく、街の名前、どうしましょうかね?
原文ママでリューゲシュタットが良いでしょうか?
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
追記
お返事ありがとうございます。
『法螺吹き街』!!!
さすがの言語感覚!
お見事です!
こちらを採用させていただきました。
そしてリュージュの街のレース風景。
ジャッジ付きとは流石ですにゃw
あの連中ならありそうです。
「あたしゃグズぁ嫌いだよ」ってなもんで。
講談は私も詳しいわけじゃないんですよ。
もとはたぬき映画の噺家ナレーションですから。
少しでもレビューにあの雰囲気が出せていると良いのですが。
ではでは
お粗末さまでした〜!
作者からの返信
てるるさん
獨逸語と共に華麗な登場の上、レビュウ呼面図をしたためてくださるとは!
しかも土曜出勤という過酷な状況にありながら…身に余る光栄すぎて涙が(´;ω;`)ウッ
講談は詳しいわけじゃないのですが独特な語り口調が好きでして、聞いた中では鋳掛松が記憶に残っています。
そんな七五調で読める新作楽しみの上に、架空都市リューゲシュタットの和訳に知恵を絞ってくださっていたとは!
リュージュの街…私の脳内も鉱山都市の元トロッコ軌道を姿勢の良い屈強の男たちが爆速で流れていくジブリ風作画で埋め尽くされました。黒メガネも参加して飛行機野郎が空でジャッジしているおまけつきです。これはやめておきましょうww
獨逸語の意味もしっかり考慮の上でいろいろご提案、嬉しいです!
講談風ということで「冗句の街」「法螺吹き街」はたまた御伽噺であることを言外に匂わせる「竜毛の街」なんてぇのはいかがでしょう。この場合、街の紋章は竜の額になびく三本の毛にいたします。
「冗句都市竜毛靡街(リューゲシュタット)」なんて組み合わせ技もいけそうです。
お眼鏡に適うものがありましたら幸いにござります<(_ _)>