作家さんそれぞれの、プロットのやり方2
★ラノベ作家・餅月望さんのプロットの書き方
ハリウッド式の三幕構成と起承転結の合わせ技の作り方をしている。
学校で教わったやり方。
はじめに、その物語はどのように読者さんを楽しませる物語なのか、短い文章で書きだし、そこから三幕、ないし起承転結に落とし込む。
★ラノベ作家・岩柄イズカさんのプロットの書き方
プロットを作る時、山場をなるべく細かく分け(二十~三十くらい?)その全てに起承転結or序破急を入れるやり方をしている。
実際に書いてみて、キャラクターがプロットと違う方向に進み始めたらプロットを見直し、微調整を繰り返しながら書いている。
★ラノベ作家・萩鵜アキさんのプロットの書き方
プロットの作り方は現在もいろいろな手法を試している。
なので「これ!」という方法はない。
ちなみにデビュー作は、書きたいジャンルの小説を十種類くらいまとめて読み、小説にしたい要素を書けるだけ書き出し、そこから五つ程プロットを製作。
時間をおいてから、五つのプロットの面白い部分だけ融合し、一つのプロットにしたという。
★ラノベ作家・浅岡旭さんのプロットの書き方
新作の場合、まずは作品の『売り』となる部分を短い言葉でまとめる。
次に、その作品はどんな作品で面白い部分はどこかを把握できれば、自然とキャラクターや世界観などの方向性も見えてくる。
あとはそれぞれの要素を自由に妄想して広げ、できるだけ短くまとめていく。
★ラノベ作家・しろいるかさんのプロットの書き方
紙に書き起こす。
イラストも描くので、やはり自由に書ける紙はありがたい。
必ず「世界観」「設定」「テーマ」を作る。
それらが構築できてはじめて「キャラ」が生まれ、最後に「ストーリー」が生まれる。
★ラノベ作家・尾地雫さんのプロットの書き方
後からWordでまとめるが、最初は紙と鉛筆、正確にはノートとボールペンを使って考える。
台詞や地の文、思いついたものはどんどんノートに書き込んでいく。
「ねぇこの設定必要?」「ストーリーつまんねぇよ、ばーか」などの突っ込みも書き込む。
傍から見てると痛いですが、できるだけ手を動かした方が、アイデアが出やすくなるような気がする。
★ラノベ作家・花井利徳さんのプロットの書き方
まずはキャラクターを作り込むところから始める。
キャラクターたちが好き勝手に動き出すようになってから話を書く。キャラクターたちに振り回されながら、一緒に物語を追いかけていく感覚。
キャラクターを考えた後、テーマ、描きたいシーンを決めていき、後はキャラクターたちがどうするのかを確認しながらまとめていく。
プロットどおりに綺麗に進んだ試しがなく、大抵はキャラ達がコチラの想定を上回る動きをする。
★ラノベ作家・kt60さんのプロットの書き方
書きたいシーン、入れたいシーンを箇条書きにして、繋ぎ合わせていく。既存作品の骨格を見たりもする。
導入、ヒロインとの出会い→設定解説→日常パート→日常パート→大きな事件→大団円。
キャラクター中心のコメディ小説において、かなり使われている骨格。
骨格を示しておけば、自分が詰まっている箇所も簡単にわかるようになるだけでなく、明確にしておくとアンテナが鋭くなる。
★ラノベ作家・志木謙介さんのプロットの書き方
作品によりけりなのですが、物語の主筋を作るときは、中盤とクライマックスで「こういうシーンが書きたい」が一つ二つあって、そこを基準にすべて逆算して作る。
★作家・空海一筆さんのプロットの書き方
プロットを徹底的に作り込む。
あらすじを考え、どのくらいの章立て(何章構成にするか)を大まかに考えて、章ごとに書きたいシーン、書きたい台詞などを書き出していく。
この段階では、かなり大雑把に物語の大枠を作る。
その後、シーンを足したり削ったり入れ替えたりして、各章、各場面で何を書くかを完全に作り込む。
これを見れば、作者以外も同じ物語が書けるくらいまで作り込む。
その後、小説を書き始める。
小説を書き始めるまでにかなりの時間が掛かるが、設計図が出来てしまえば、あとはプロットを追いながら、シーンごとに書いていくだけになるので、物語が破綻したり、最後まで書き上げられないことはない。
また、書いている途中で足したいシーンや直したほうがいい場所が出てくると、全体を書き上げた後に、推敲しながら修正していく。
★ラノベ作家・玉川玉子さんのプロットの書き方
プロットはかなり作りこむ。
ネタ帳に思いつくままバーッと書き、オチが決まり、全体の構成が見えたら、起承転結に分け、肉付けしていく。
ヒーローやヒロインの気持ちの変遷も何段階かに分けて書き、気持ちの変化に付随するエピソードはこれ、というかたちで決めていく。
例えば【変わったやつだな】→【一緒にいると楽しいな】→【可愛いな】と感情の変遷がある場合、それぞれに具体的な出来事をリンクさせ、さらにモブ、小道具、笑えるセリフなどで味付けして一つのシーンを完成させていく。
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