サポ限で書いていたこと4 次も読んでもらうために
活字が読めなくなったため、意識的に読もうとバイアスが働いていたので失念していました。
以前は意識していたことなのに、知識としてわかっていながら、いろいろなことがあって忘れていたのは情けない話です。
頭でわかっていても、言葉に落とし込むまで時間がかかってしまい申し訳ありません。
一話、二話以降読み続けてもらう方法は、ネットにも書かれている人はいるとは思いますが、次の方法が効果的です。
「新聞掲載の小説や週刊誌に連載しているマンガと同じ手法を取る」です。
ネット小説は一般の小説と違い、読む側は自分が読みたい作品や興味のあるなし、気軽に読める短いものか文体が軽いものなどを、一話をみて確かめています。
キリのいいところで終わる作りにしていると、話の内容を把握し、継続して読むか読まないかの判断をする。多くは読まなくなる。
ネットのマンガでも、「1話-1」「1話-2」と分割して掲載しているのをみます。掲載していても、話の内容はキリの良いところで終わるとは限らず「次はどうなる?」と思えるところで終わることが多いです。
掲載する出版側がやっていることを、ネット小説では作者個人がその判断をしてやらなくてはいけません。
これをやりやすくするには、小説を書くときから、次が気になるような盛り上がるところで各話が終わる書き方をするといいです。
イメージとしては、これから盛り上がっていく手前でCMに入ってしまうみたいに。
そうやって各話を作って公開していくのです。
一話完結ものは、間に挟むスピンオフ的な話や回想だけにすると良いかもしれません
というわけで、私も自分の作品をまた手直ししたいと思います。
■追記
新聞連載をしている主人公が編集に「毎回続きが気になるようにしてください。でないと、読者は飽きて読んでくれなくなります」と話していたドラマをみたとき、「なるほどね」と感心したのをおぼえています。
仮面ライダーの『電王』や『w』など、二話で一つの話を描いていました。しかもラストは、次が気になるようにほのめかすものを見せて次回につなげていました。
本日終わったドンブラザーズでも、OP前にクライマックス手前あたりの話を見せて、「どうしてこうなったのかというと」とセリフの後にOPが始まり、Aパートでの主人公は受け身的に進み、何かしらのきっかけを得たところでCMに入り、Bパートへ。話の流れでOP前に話していたことを描きつつ、クライマックスへと話が進んでいき、「面白かった」と思わせてくれます。
面白いと感じるのは、見る側が思っていたとおりの結末にたどり着くこと。その途中で予想のつかない意外なことが起きて、結末にたどり着くから、見る側は楽しめたと思えるのだと思います。
個人的に、ドンブラザーズは学ぶべきことが多かった作品だと思いました。
脚本の井上敏樹さんは良いですね。
冒頭で人物紹介を兼ねたアクションを書いてもいいと思います。
そのアクションが、クライマックス前のことを描けば、どうしてそんなことになったのかというと、これから始まる物語を読んでもらえばわかります、という作りにすればいいのです。
なにを読者に魅せるのか、を考えれば良いと思います。
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