KAC「ぬいぐるみ」参加作品。
エッセイは数あれど、ここまで迫る作品はなかなかお目にかかれない。
僕たちは、なんて甘くて優しい世界にいるんだろうか。
真剣勝負で、向き合っている人を垣間見て、そんなことを思ったのです。
でも、だからかな。
ラストが。
優しくて、甘くても良い。そうも思えて。
戦う人。
支える人。
向きあう人。
挫折した人。
色々な人に読んで欲しいエッセイ。
答えはあなただけとしても。こういう人がいて。こういう支え方もあって。
きっと、誰かにとつての「ぬいぐるみ」が、きっとあるはずと。そう思わせてくれなエッセイでした。