サンデードライブ

歩いた速さのまま街灯が通り過ぎた 

穏やかな日差しだ

鳥たちの声も 砂利道の足音も 

聞き心地がよかった


雑踏の中 って

どこまでも澄んでいた空の下を行くんだ


悲しさはすぐに止めばほら、通り雨だ

トンネルを抜けたら 

水たまり踏んだゴムタイヤの足音

聞き心地がよかった


雲の間を縫ってどこまでも

澄んでいた空の下を行くんだ


好きな方へ まっすぐに進め 

嫌なことはハンドルを切って

避けていこう 逃げていこう 

だって僕らサンデードライバー


楽な方へ まっすぐに進め

トランクに積んだ荷物を持って

大丈夫さ 笑っていようよ


”きっとどこまでも行けるようになる”

そんなうた

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詩集、パンジー 半月 工未 @hangetsu-takumi

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