第26話 新校則発布
☆☆☆
@earlpm2様、ギフトありがとうございます……驚きました。
☆☆☆
週が明けての月曜日。
出勤するべく家から学校、そしてそこから職員室に向かう途中で。
廊下歩いていると、校内掲示板の方から生徒達のざわめく声が聞こえてきた。
……理事長から送られたメールのやつだな。良く考えつくものだ。
日曜日、俺が家でゆっくり過ごしていると、理事長からこんなメールが来ていた。
『玉城先生の校外研修は許可しますが条件があります。それは、研修に参加する生徒の選定方法です』
内容をざっと見ると、理事長は校外研修をする条件として、生徒の選出を学力テストの順位を考慮して行って欲しいというものだった。
つまり俺との体験を餌に生徒達のモチベーションアップを図りたいとのこと。
何て非情で悪魔的な計略。
この世界だからこそ出来る素晴らしい戦略だ。
……俺だって美少女とデートできると言われたら無意識にでも頑張るだろう。元の世界でもこの世界でも。俺にとって女性の価値は等価だからな(キリッ)
挨拶をしつつ自分の席へと移動し腰を下ろす。
目の前の机には、恐らく向こうで掲示されているものと思われるチラシが置かれていた。
以下要約
・玉城先生との校外研修には複数の種類がある
・散歩(5分)、散歩(10分)、散歩(10分+手繋ぎ)、撮影会、etc.
・対象は全校生徒でありその機会に原則制限はない。
・選出方法は新たに実施される月末の実力テストの結果次第。
・皆さんの奮闘に期待していますby理事長。
うん、ここはホストか何かかな?
……あ、待って、今凄いこと思い付いた。
将来独立して俺が学校を作って理事長になればいいんじゃ無い?
そしたら擬似的に俺のハーレムが完成するよね??
資金はこの世界の女性社長とかに条件付き(闇)で出資してもらってさ。
校則だって高校みたいに厳しくなくてメイクオッケーとかその他諸々自由にして。それこそ大学みたいに……。
ま、まあ、今の俺には関係の無い話だよね……。
きっと……多分。
「玉城先生私頑張ります!!」
「絶対デートしてくださいね!!後出来れば恋人も!」
「写真撮ったらインスタにあげて自慢する!!」
「ああ、皆頑張って。期待してるよ」
職員室から担当の2年1組に向かう廊下で、幾人ものJKに包囲されながら足を進める。まさに大名行列の如し。
明らかに発布前と比べて生徒達のモチベーションや明るさが向上しているのを感じたので、JKという生き物は意外と単純なのかも知れないな。
……男子高校生に勉強頑張れば美少女とデートできるって言うみたいなものだから当然か。
一応心配なのは、俺が女子相手に酷いことを出来ないことを利用してセクハラを仕掛けてきたり、そのままレ◯プされることだろうか。
か弱い俺ではJK相手でも拘束されれば振りほどくことが出来ない。悲しきことか。こういう時に『俺って別世界に転生したんだな』と感じるんだよな。
……まあ襲われても不可抗力だからメリットしか無いけど。
貞操逆転世界の男教師 やまいし @yamaishi_913
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。貞操逆転世界の男教師の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます