暇な時って大体何かやるべきことがある時。

クソエッセイシリーズ『暇つぶしにならないゲームをしたよ』

　最近変なゲームを遊んだ。まぁ何と言うか……、良く分からないゲームだった。なんというのだろうか？クソゲーと言うにはクソ度が足りず、しかし良ゲーと呼ぶにはまるで何もかもが足りない……。

　この世には様々などうしようもないゲームと言う物が存在する。まるでゲームと言う物を否定するような、そんな根本を疑う事しか出来ないものも、中には存在する。

　しかし、だからと言って全否定はいかがな物か？それが世に出回って、何かいいところがあったのではないか？

　そう思いながら、つまらないゲームを今日もクリアしようとする。

　ぶっちゃけクソゲーだ。しかし、やることに意味がある。

　……結構高かったんだよね、このゲーム。

　まぁ分からんでもない。全ての人間は買った物に意味を見出したいのだ。

　滅茶苦茶金をかけて買ったゲームが、ハッキリ言ってクソと呼んで差し支えないゲームだったのだ。そりゃ心も折れる。しかし事実でしかないのだ。目の前にある物を否定してはいけない。

　……が、が、だ。

　こんな物を世の中に出したと言う事実がムカつくのだ。

　こんなゲーム未満の物質を出して、あまつさえゲームとして扱えと宣ってくるのが腹が立つのだ。

　こんな物はゲームと呼んではいけないし、出しても行けなかった。

　ではなぜ出ているのか？

　それは、金をかけずに金稼ぎがしたいからだ。

　クソゲーの大半は、金がかけられていない。熱量が無いから、当然面白くない。暇つぶしにもならないものばかり。

　スマホゲームも、そう言えるかもしれないだろうが、アレは無料ゲームなどが多い。それに対しクソゲーだとしても、

　……まぁ、タダだし……。

　と納得させてしまう。納得せざるを得ないのだ。

　しかし、自分の金で買った物を否定したくはない。

　だから、今日も自分はクソゲーを繰り返す。

　きっと終わらないのだろう。