新しく出来た本屋さんで野鳥図鑑を買おう！

新しく出来た本屋さんで野鳥図鑑を買おう！

　ここが新しく出来た『本屋さん』、か。

　よし、入ってみよう！

「いらっしゃいませ。ご利用は初めてでいらっしゃいますね？」

「はい、初めてなんです」

「では、こちらに必要事項を入力して下さい」

「このカードのIDでもいいんだ。

　んじゃ、これで」

「お受付け致しました。

　どのようなジャンルの書籍を希望でしょうか？」

「えっと、野鳥の図鑑が欲しいんですけど」

「図鑑の種類に何かご希望はございますでしょうか？」

「えっと、あまり大きくなくて、持ち運びに便利で、内容はそこそこのがいいです」

「その条件ですと、こちらの書籍が該当いたします」

「えっと、ちょっと中見てもいいですか？」

「はい。試読はこのページからこのページになります」

「ありがとうございます。では少し。

　ふむふむ。

　こっちのはどうかな。

　んー。画像はやっぱりカラーの方がいいよねえ。こっちのは白黒かあ。

　小さめのサイズだと、絵も文字も小さいかなあ。

　えっと、大きさの条件を外すとどうなりますか？」

「はい、こちらの書籍が該当します」

「ありがとうございます。

　うわ、やっぱり普通のサイズのだと結構あるなあ。

　一通り見てみるか。

　あ、これがいいな。これにしよう。

　いくらだ？

　うわ、五千円もするのかぁ。こっちの白黒で四千円。

　どうしよう？」

「カードのポイント残高六千円分もご利用可能ですよ」

「あ、そっか。ポイントも残ってたっけか。お年玉も残ってるし。

　よし、こっちにしよう」

「お会計ですね？

　よろしければこちらの『購入』ボタンを押してください」

「『購入』っと」

「ご購入、ありがとうございます。

　購入情報を記録しました。

　書籍は明日、カードに記載の場所へお届けいたします。

　お受け取りの番号はこちらになります。店頭でこのコードをスキャンしてください。

　ご購入、ありがとうございました。

　またのお越しをお待ち申」

わたしは、Webの画面を閉じた。

最近のAIってすごいなぁ。