描かれているのは、今から少しだけ未来の本屋の出来事です。今でも本屋の数は減りつつありますが、数年後にはどうでしょう。読み進めていくと、温かい話なのかと思いきや、最後にひやりとする展開が待ち構えています。短いお話ですが、怖いような、考えさせられる作品でした。
自分達は本の価値を判っているのでしょうか?そのことを考えさせられる小説です。
ロボットの入力したデータにお金を払うと言う法律があるのかあるいは、ロボットの騎士道精神?なのかもしれませんね。
今も電子書籍で買う人が増えてる状況を鑑みると、こういう世界ってありそう!という未来を、ワンシーンで書き上げた作品です。 需要と供給のバランス、こういう所で取られたりするのかなあとか、でも最終的にはやはり必要無いものとして消えて行くのでは? という警鐘めいたものを感じるのは深読みし過ぎでしょうか。