第4話 解説

*NHKのドラマでやっていた『十一人いる』

 原作は言わずと知れた萩尾望都の名作SFミステリーの傑作。

 それをNHKが少年ドラマシリーズで映像化しています。

 少年ドラマシリーズは筒井康隆の『タイムトラベラー(時をかける少女)』を皮切りにジュビナイルSFやミステリーを次々に映像化しています。

 眉村卓の『幕末未来人』や『謎の転校生』、光瀬龍の『暁はただ銀色』とか。


*耽美主義

 早すぎたんだ…腐ってやがる。

 この頃からでしょうか、腐女子の萌芽が始まったのは。

『風と木の詩』が当時あまりに衝撃的な内容にもかかわらず、一部の男性読者にまで認知された結果一般読者の間でBL風の作品が認知されました。

『摩利と新吾』のようなソフト系の作品が月刊誌に増えて、少女漫画家の少年誌への進出も増えました。


*『つる姫じゃ~っ』

 スラプスティックギャグの金字塔(あくまで私見です)。


*『超少女明日香』

 和田慎二のSF超能力漫画。

 いろんな雑誌で不定期に発表されたいたと思うのですが。

 和田慎二と言えば『スケバン刑事』ですが、ほのぼの系からファンタジーやアクションまで幅広い作品のある作家でした。


*『赤い牙』

 こちらは柴田昌弘のSFアクション漫画。

 サブタイトル? でブルーソネットが付いていたと思います。


*竹宮恵子の『風と木の詩』と『地球へ...(テラへ)』

 これについてはあまり説明はいらないか。

 当時はそう言う言葉も無かったですが、腐女子に市民権を与えさらにオタク少年の支持も得たのです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る