第1話 解説

*U○T

 みのり書房から出ていた月刊誌。

 1977年に出版開始、彼が九月号を探しているのは九月号発売が七月の末だったから夏休みに入り買いに行けなかったから。


*コーラの自動販売機

 当時のコーラは瓶入りで、赤い縦長の自販機にガラスドアが付いていて、コインを入れると瓶を固定するロックが外れて一本取りだせるようになっていた。

 コーラは下に備え付けの栓抜きで栓を開けて、飲み終わった瓶は横の瓶ケースの返却する。

 当時コ○・コーラは高級品で、作者はもっぱらチェ○オやミリ○ダを飲んでいました。


*缶コーヒー

 このころU○Cが初めて缶コーヒーを売り出し始めた。

 今もあるあのU○Cのロング缶こそ世界の缶コーヒーの元祖…だと思う。


*扇風機にあたりながら本を読んでいる

 当然クーラーはあったが高級品。

 大型スーパーや百貨店ならともかく個人商店に冷房なんてほぼなかった。

 ちなみに店員が売り物の雑誌を読んでいてそれを売るのも割とあった光景。とやかく言う人もあまりいなかったのだろう。たかが雑誌だから…。


*劇場版ヤマト特集

 宇宙戦艦ヤマトは放映当時あの「アルプスの少女ハイジ」の裏番組。

 当然視聴率も伸びずあっと言う間に終わってしまった。

 でもSFマニアの間ではコアな人気を掴み、小松左京が関って評判の高かった「猿の軍団」を押さえて星雲賞を受賞しています。

 その後、再放送を繰り返して大ブレークし当時の中高生の間で大人気でした。


*ちょび髭のデスラー総統

 うろ覚えだけれど、たしかいしかわじゅん先生に編集者が書かせたマンガだったと思う。

 ちょび髭と言うよりナマズ髭? 左右に伸びた線が先端でくるくる回っているそんな髭のデスラーが出ていた。

 始めから開き直りで、原作を見ていないと言い切っていたと思う。


*アメコミみたいで格好いいマンガ

 板橋しゅうほう作「ペイルココーン」

 連載開始当時はアメコミチックなハードSFマンガだったのに、途中からストーリー無視のアニパロギャグマンガに見事に変貌を遂げた怪作まんが。

 もう手に入らないと思っていたらkindleで出てた。

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