第21話 忘れられていた大精霊さんとか降臨する。

エルフ村に戻ってきたわたし達は、早速、妖精のスープを飲んでみる事に!


まって。何か忘れていませんか?


いえ…わたしは別に良いのですが。

何方かというと…エルフさん達の命に係わる気がしてならないのです。

むしろ抹殺すべき対象も2匹程度この村には居ますけど。


「おじーちゃん!何か忘れてなぁい?このまま食べちゃうと怒られなぁい?」

「えぇえぇ。らいかんさん。虹色茸ありがとうね。本当にありがとうね。」


あ…うん。根に持っているのでしょうかね。虹色茸を妖精ちゃんにあげたのを。

他っておきましょう。


「あ!らいかんさん!大精霊様呼ばなくちゃ!」

ルリちゃんがしっかりと思い出す。


「偉いですねルリちゃん!それですそれです。ルリちゃん呼べる?」

「うーん、待ってて。ルリも手伝って!『http///・・・・・』えいっ!」


え…エルフがhttp詠唱ですってええ?!これ大魔法じゃないですか!(白目

ルリちゃんが妹のリルちゃんとふたりで魔法を唱えます。



すると、ゆりぞーんドアの光が泡状となり昇っていきます。

その光が空の幻想を溶かし、天にも昇る巨大な大樹が現れます。


わたしは、何度か拝見しているので驚きませんが、流石にアナリーさんは腰を抜かしていますね。


この大樹こそ…。

そう、みんな大好き「世界樹」です!

葉っぱで生き返ったり、露で超回復したり、実でひゃっはしたりのあれです。


光が世界樹に集まっていきます。

そして世界樹の樹皮が盛り上がり、神秘的な羽を広げた精霊が現れ、ゆっくり降りてきます。


 ◇


「お久しぶりらいかんさん。それにお告げの人間(ぷぷ)さんもようこそ。ルリちゃん、リルちゃん呼んでくれてありがとう。「あれ」が手に入ったのですね。」


大精霊ちゃんがご満悦で笑顔のご挨拶。


「お久しぶり大精霊ちゃん。尺がないから早速、虹色スープ実食しちゃいません?」


「いいわねぇ!折角なのでこの「5人」で先に味わいましょう!えいっ」

大精霊ちゃんの持つ枝から緑色の光がわたしたちを包みます。


「この空間、外より時間がゆっくりなの。音も香りも漏れないから、面倒臭そうな老人や人馬に邪魔されないわよ☆彡」


「分かってますねぇ。あなたなら賢いヒ〇イン間違いなしですよ!」

「えへへ。ありがとう。それじゃ早速頂きましょ♪」


 ◇


わたしは、寸胴を取り出します。

まずは、温めずに一口頂いてしまいましょう。

ルリちゃんルラちゃんがグラスを持ってきてくれます。


―――乾杯!!!!


「ふあああああ?!な…何これええええええ!?

 美味しっ…。飲む度に味が変わってる?飲むのが止まらッ!」ピタッ


そうね♪そうね♪アナリーさん初めてですものね。

あ。美味しすぎて、アナリーさんの行動が止まりましたね。


それではわたしも、ごきゅり。


来ました。来ましたよ。この味 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!


スープを口に含むと喉を通るまでに味が変わる不思議な美味。

様々な野菜や野草、キノコ、魚、肉、…それらの旨味が極限まで凝縮されたスープ。

まさに味の七変化やぁあああああでえええええ。



あっぐ…くうぅぅぅ…うはぁぁあ!

うめええええ!やべえええ!くそうめえええええ!たまんねぇええ!


下品でも何でも良いのです!


ヤバいのです。激ヤバでございます!何度飲んでも堪りません!!!


虹色に輝く極上の透明感。

嗅覚を刺激する幾重もの自然の香辛料の刺激と食材そのものの香り。

見た目、かほり、刺激、味と全部がとんがっているのに、このバランス。


大精霊ちゃんの鼻の下が伸びまくっています。

もう、お嫁に行けない顔になっています。

ルリちゃんルラちゃんの顔も、エルフの整った顔だからでしょうか?子供なのに、頬を赤らめてはぁはぁと吐息がえちえちで妖艶です。



まったくもう。

わたしだけが少し落ち着いて神秘のスープを味わっている感じなのですかね?

皆さんの顔が上からよく見渡せます。


おや?上から?

あ!わたし美味しさにやられて、幽体離脱していました!(推定距離10M)


でも、この美味しさで逝けるのなら何時でもらいかんさん大歓迎です!

ゆりぞう飯の「虹色のスープ」で今日もらいかんさんが(幸せに)逝く!!!



はい。お後が宜しいよう…でって。え?


頭に響く声がします。


『うま。このスープこれで完成してるー。下手に手を付けるより、米と卵でおじやにするのが吉!』


『それも美味しそうっすね!後はこの間、環七沿いで食べたラーメンってのの麺を入れても合うと思うっすよ!』


はぁ?貴様達は何処の何方でございますか?っすけれども。


『あー気にしない気にしない。それよりこれ。ほい。』


→【美味しいゆりぞう飯ガイド虹色スープ編:ここを見れば歴代のうまうまな食べ方が見られます。そして、作者はどれだけ文面ぱくったのかを晒されて震えろ。】


異世界でも料理人してます〜夢を叶えるまでは絶対に諦めない。目指せ夢の古民家レストラン! 22品目 妖精のスープ 作者:ゆりぞう神  

 ↓

https://kakuyomu.jp/works/16817330653159363799/episodes/16817330653995275426


ふむふむ。お米はエルフ米がありますよね。

はて、ラーメンの麺とは何なんでしょう。困りました。

最後の謎の声まで内容をパクッてることも含めて

らいかんさんわかんない/(^o^)\

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る